えっとライバルですけど……???3.5【wrwrd!】 (ページ20)

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「では体力テストを行う。まずは飛行術だ。出来ることならば、何か技を見せてもらおうか。」

みんなえぇ……という顔をするが
私含めらっだぁ、兄さん、など
運動部はやる気満々。

「まずは～～。お前からだ」

クラスメイトが呼ばれて
先生の元へ寄る。

ほうきはいちばん危ないから
なるべく触りたくねぇんだけど。

そう思いながらも雑談をした。

『何回か回ってその後どうする？』

pe「両手離す！」

rd「俺は遠慮しとく」

『両手離して立っとくか。』

rd「強者現る」

『お黙り』

そう言うとある生徒が
バランスを崩しそうになっていた。

あれ落ちるわ。

そう思いながら
呪文を唱えた。

『ペリキュラム』

生徒は案の定落ちた。
マジカルスティックを
その生徒に向けて言い放つと

生徒は浮いた。

どんどん下へ下ろしていく。

私がやっと触れるかなくらいにして
受け止めた。

相手の手に自分の手を添える。

『大丈夫です……か』

助けた相手は

rb「だっ……大丈夫っ…ありがとうな……」

顔を真っ赤にして
ロボロはいった。

「ロボロ、怪我はないか」

rb「先生、大丈夫です。彼女が助けてくれたので…」

こちらをちらっと見て
そう言う。

「ならいいが……Aも、わざわざすまなかったな」

『え？あー。大丈夫っすよ。助けなきゃ彼死んでまうかもなんで』

「そうだな。流石裏生徒会長だ、しっかり周りを見てるな」

『ありがとうございますー。じゃ、頑張れロボロ』

rb「あ、うん……」

ロボロは何か言いたげだったが
私はあの二人の元は戻った。

＿＿

『よっ……と』

3回転したあとほうきの上に立って
先生へ向けて礼をした。

そしてすぅーっと先生の元へ戻る。
すると先生に拍手をされた。

「やはり流石だな！」

『ありがとうございます』

「あんな技教えた覚えないがあそこまでできるとはな！」

『ははは』

営業スマイルで、
先生と話しを済ませた。

兄さん、らっだぁめ成功したようだった。

＿＿

「オールA+、1名。A・グレース。今回も見事だった」

『ありがとうございます』

私は先生にそう言われて席へ座った。
沢山の人に注目される。

『(嫌だなァ)』

そう思いながらも先生の方を向いた。