えっとライバルですけど……???3.5【wrwrd!】 (ページ2)

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初めましてですページ2

「"紋章黒"としてここに公認する」

校長からそう言われて
１年が経とうとしている。

前世の人には会わないし。
ま、別に気にすることないし。

そう思いながら
私は廊下を散歩してるだけ。
でもあいさつされるんだよ。

なんかこの状況も嫌になっちゃう。
転生して女になるわなんなのかね。

『前世と変わらず男に生まれたかったな』

強がって俺っていう癖が出来た。
強がらなければただの平凡な女なのに。

ずっと1人ぽつぽつと
変な気持ちになりながら
廊下を散歩しつつ挨拶を返す。

それをやっているうちに
前を見ていなくって

人に当たった。

『ってて』

自分はしりもちをつく。

??「あ、ゴメンな。大丈夫？」

手を差し出した人物を見て
私は後悔した。

『(シャオちゃん…ｯ)』

思い出したくなかった。
会いたくなかった。

sho「…A？Aなん？」

『違いますよ。えっとはじめましてですよね。"A・グレース"です。』

初めましてなんて嘘なのに。
私は作り笑顔で対応した。

sho「A、初めましてなんてうそ」

腕を捕まれそう言っている途中
ある人物が話しかけた。

??「シャオロン何やってるんだ」

sho「……"グルッペン"」

あ。最悪。
人生終わった。

そう思ったけど生憎女になってたから
気づかなかったみたいだけど
こう言われた。

gr「シャオロン…お前もついに大先生のようになったか」

sho「は？！なんでそうなるん！？」

gr「だって腕掴んでるじゃないか。」

sho「だからって大先生にはならんやろ…。てかこんな話してる場合じゃないんだよ。なあ、こいつAだよな。そうだよな」

gr「ふむ。確かに俺の尊敬するあの人に似ている。でもただの似てるだけじゃないのか」

sho「A。A・グレースって言うねん。まんまや。」

親憎む。
絶対憎む許さな((
そう思ってるうちにグルッペンが
口に出した

gr「名前も一緒で似ている…それなら偶然とは思えないな。A・グレースと言ったか」

『…』

gr「本当のことを言ってくれ。」

『……当たり。正真正銘A・グレースです。』

sho「Aｯ……Aｯｯ～!!」

半泣きで抱きついてくるシャオちゃん。
私は笑いながらで受け止めた。

『シャオちゃん。グルッペンただいま』

2人「おかえり/おかえりｯ！」

2人は笑顔で返してくれた。

学園中にシャオロンとAが
ハグしていたことがバレるまで
そう遅くはなかった()