眩しい【ut】 ページ37
『確かに書類とか仕事サボって怒られても反省しないって聞く、でも根はいい奴だってみんな言ってる。ロボロが急な出張に行かなきゃ行けない時素直に引き受けてくれたって聞いた。トントンさんからも体調崩した時心配して見舞いに来てくれたとも聞いた。だから！』
だからｯ…！
そのうち私も何故か泣いてしまった。
なんで泣いてるの？
泣くのは鬱さんだけでいい。
私は慰めるだけでいいのに。
次の言葉を出すのには少し時間がかかった。
だけど鬱さんは待ってくれた。
『私を思ってくれるその気持ちは消さないで欲しいの』
精一杯溜めておいて発せたのは
この一言だった。
すると鬱さんは
ははは！と先程の心無く笑っていた笑い方とは
一変した元気の良い笑い方でこちらに近づいて
こういった。
ut「なんや、Aくんは俺の事拒絶するんやろなって思ってあの一言言って諦めようと思ってたのに。…諦められへんくなったやんか！」
元気になったことを確認したくて顔を上げると
ニコッと笑った彼の顔があって。
その笑顔は眩しくて。
それと同時に彼の恋心にまた火を付けていた。
ut「さっきの発言はまだ好きでいてええってことやろ？」
『…？はい』
ut「じゃ、Aくんがいつ俺にあっても振り返るくらいに。いや振り返ってから好きになるくらいになってやるわ。」
『えっ。いや、私』
ut「あー！あのホビットやろ！？知っとるわそんくらい！情報機関舐めんじゃねぇぞ！？」
私から離れてぶんぶんと腕を振る鬱さん。
私はどこかおかしくて。面白くて。
笑ってしまった。
『ふははっ！』
少しツボにハマって笑い終わって
鬱さんを見ると
鬱さんの顔はこちらに向かってきていた。
すると
瞼っていうまさかな場所にされてびっくりしたけど
鬱さんも少し照れていた。
ut「なんや、素直に笑ったAくんめっちゃ可愛ええやん。またその笑顔見せてな。」
そう言うと
鬱さんもニコッと笑って
ut「なんかそろそろ戻らんとトンちに怒られる気がするから戻ろ！」
そう言って来た時と同じ様に腕を引かれて
食堂へ戻った。
ut「(…叶わない恋でかなったとしても儚いだろうけど、君の思う人は僕であれ。)」
そう鬱は思いながらAを引いて
歩いた。
＿＿
キスする場所の意味
瞼→理想的
頬→親愛(好意、親しみ)の気持ち
耳→性的魅力を感じている
腕→恋幕の気持ち
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すずねこ - みどりくんが相棒、、、？最高かよ (2022年12月28日 17時) (
レス) @page1 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
葵羽/きう(プロフ) - ももかさん» 同じですねぇ、 (2021年1月31日 23時) (レス) id: a2bb5f4728 (このIDを非表示/違反報告)
葵羽/きう(プロフ) - ヴィオラさん» ありがとうございますw (2021年1月31日 23時) (レス) id: a2bb5f4728 (このIDを非表示/違反報告)
ももか - 私もロボロさん推しです！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: 39b71afa14 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィオラ - HEHEHE☆最高っす（迫真）もう今なら紐なしバンジーしてもせいかんできそu（殴…まあ、遠くから応援してます！ (2021年1月25日 12時) (レス) id: 6237dad7d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵羽/きう | 作成日時：2020年12月17日 22時
