兄さん【ツイステ】 (ページ9)

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『……』

あの後すぐにお兄ちゃんが来て、
隣に座られたんだけどさ。

『(いや怖いって。)』

圧がすごいんです。
怖い。トラウマになりそう。

『クルーウィル先生。』

ｸﾙｰｳｨﾙ「なんだ、仔犬。」

『少し御手洗に行ってきます』

ｸﾙｰｳｨﾙ「承知した」

承知したってなんや。
ふだんのクルーウィル先生からは出ないような言葉が出たぞ。

ガチャッバタン

多分今世界最速で閉めた。
行く時のお兄ちゃんの視線も怖かったし。

『このまま寮へ帰りたい』

いや、でも……休んだらなんて言われる？
のちのち私はカリム君のお嫁さんになるのに？
いや、どうせなら…お兄ちゃんが旦那さんがいい。
なんて。

『まあ兄妹だしむりだね。』

叶わない現実。

『こんな白昼夢見てちゃダメよ。』

今の自分は百年河清っていうことわざがあってるなぁ。

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白昼夢
【日中、目を覚ましたままで空想や想像を夢のように映像として見ていること。
また、そのような非現実的な幻想にふけること。】

百年河清
【期待できないことをいつまでも待ち続ける事。
またはいつまで経っても望みは叶わないということ。】