兄さん【ツイステ】 (ページ42)

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アズールくんは正気へと戻り、
また皆話し始める。
ただ
フロイドくんの声がすっごい気になる。
低過ぎるんだわ。

そして私もフロイドくんのユニーク魔法の話へとはいる。

『Bind the Heart(バインド・ザ・ハート)を使って洗脳魔法を逸らした。』

ｱｽﾞｰﾙ「Aさん、ご明察です。」

アズールくんは丁寧に説明をしてくれる。
カリムくんが登場する。
とても絶望的だった。
カリムくんは信じれなそうにしている。
カリムくんはひたすらお兄ちゃんに嘘だと言って欲しかったようだ。だけど、途端に兄は笑い出す。
それの勢いで今まで思っていたことを全て口走り話し始める。

次の言葉で私の心が全て壊れた。

ｼﾞｬﾐﾙ「俺も、家族も……なにもかも、どうにでもなれ!!」

私はその場で大粒の涙が零れた。
私はもうどうでもいいの？
あれほど愛しだと言ってくれたのに？

『嘘だっ!!!』

兄が呪文を唱えている声が聞こえる。
フロイドくんは私の背中を擦りながらも操られている寮生達を倒す。

いつの間にか兄も声を荒らげて俺に命令するな。と発言していた。

『兄さんなんか…』

『消え去ってしまえ!!!』

1度小さい頃に言った事。
この時の兄は酷く傷ついたような顔をしていた。
今は傷つきやしない。思ってる事全て吐き散らしてやろうか。

でも、言葉が出てこなかった。それよりも先にまた涙が零れた。

そして兄はオーバーブロットしてしまった。

ｱｽﾞｰﾙ「構えてください!!!フロイドはAさんを！」

ﾌﾛｲﾄﾞ「分かってる!!!」

ｼﾞｬﾐﾙ「無能な王も、ペテン師も……お前らにもう用はない！」

ｼﾞｬﾐﾙ「宇宙の果まで飛んでいけ！そして、二度と帰るな！」

ｼﾞｬﾐﾙ「ドッカーーーーーーーーーン!」

ｼﾞｬﾐﾙ「ナイスショーーーーーット！フハハハハ！」

皆吹っ飛んでしまった。何故か私だけ残っている。
でも、ここで記憶が途切れるんだ。

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次起きていた時には兄の隣で寝ていた。

ﾌﾛｲﾄﾞ「あ、セグロウミヘビちゃんおきたぁ？」

ｼﾞｪｲﾄﾞ「ご無事でなのよりです。」

ｱｽﾞｰﾙ「怪我はございませんか？にしてもこのドレスはどのようにして作られているのでしょうか……とても興味深い。」

『皆さん…』

ｶﾘﾑ「A…Aっ！」

『わっ！？』

ｶﾘﾑ「よかった…よかったっ！」

カリムくんは誰よりも泣いていてくれて、心配してくれていた。

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