兄さん【ツイステ】 (ページ32)

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翌日

『はあ……』

昨日よりかはマシになった……よね。

コンコンｯ

『はい…？』

ﾘﾄﾞﾙ「失礼するよ」

『リドル先輩』

ﾘﾄﾞﾙ「調子はどうだい？」

『だいぶ良くなりました、ありがとうございます』

ﾘﾄﾞﾙ「いいや大丈夫だよ、君が大丈夫と言うならいいんだ。もし本当に無理そうならデュースでもトレイでも僕でもいいから話しかけておくれ。」

『分かりました！』

ﾘﾄﾞﾙ「とりあえず今日は欠席するという連絡を入れておいたからジャミルが来るまでゆっくりしているといい。」

『ありがとうございます！』

ﾘﾄﾞﾙ「元気が良くて何よりだよ。じゃあ行ってくるね。それでは、また。僕のお姫様」

手をとりそっとキスをしてくれる。
こんな一面がとてもかっこよく思える。まあ元々かっこいいからさらにかっこよく見えるんだけどさ……(^^)

『お気をつけて、王子様』

リドル先輩は笑みを浮かべて部屋を出ていった。

こんな会話……

『お兄ちゃんと出来たらなぁ』

こんな会話も許されない。
本物の王子様と言っていいのはカリムくんだけ。

決められたことを全てこなすなんて無理だよ。

もう辛いんだ。

『人生やり直せたらいいのに』

こんな声誰にも届かないのに。

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