兄さん【ツイステ】 (ページ31)

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ホリデー前

『ｹﾞｯﾎ!!!』

いや癖。

ｹｲﾄ「あれれ、Aちゃん、もしかして風邪～？」

ﾄﾚｲ「風邪なら少しうちの寮に来るといい暖かいものを出すよ。」

『先輩方……ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えて』

元々朝から寒気がしていたけれど……

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

ｹｲﾄ「わっ、39.4℃!!!たっか！良く授業できたね……偉い偉い」

そういいヨシヨシとしてくれるケイト先輩。

ケイト先輩は出会ってちょっとしてから直ぐに仲良くなり義理の兄のようにしたっている。

『まさか風邪とは～笑』

ｹｲﾄ「無理しないで休めばよかったのに～、なんで休まなかったの？」

『皆に心配掛けたくなかったんです。』

ｹｲﾄ「……Aちゃん！」

『はいっ！？』

「オレらは逆に言われないで倒れてもらった方が心配しちゃうから……ね？もし無理そうなら言って？」

今日が部活ない日だったからまだいいけど……と言ってくれる。

『そう……ですね。ありがとうございます!!!私ちゃんと無理そうなら言って休みますね！』

ｹｲﾄ「そーそー！いい子いい子!!!流石だね！」

まだポンポンと撫でてくれる。

ﾄﾚｲ「ほら出来たぞ。特製スープ」

『わ～!!!美味しそう！』

具材はトマト、人参…と言ったところだろうか？
赤系の具材が煮詰まっているスープだ。

『私の好きなスープ…！』

ﾄﾚｲ「しっかり覚えておいたよ。」

『ありがとうございます！』

ﾄﾚｲ「一応ジャミルくんには明日帰すから今日は泊まらせるとは伝えておいたからしっかり休んで明日、俺達が寮までお見送りするよ」

『本当に……ありがとうございます、大好きです!!!』

ｹｲﾄ「あはは!!!オレもだよ!!!」

ﾄﾚｲ「俺もさ！」

愉快な会話を交わしていられるのも今のうち。
兄があと少しでオーバーブロットしてしまうなんて知ることも無い。

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