5年い組の問題児は馬鹿ではあれど、鈍感ではないようです【忍たま乱太郎】

続き ページ8

成る程成る程。
５人は心配してくれたのだ。




　音のしない私を心配して、戸を開いた。開いてしまった。

　いつから見ていたかは分からないが、恐らく開いたのは髪を結う途中。

　反応から見て、私の一人劇もばっちり目撃したのだろう。




　恥ずかしい。
　恥ずかしすぎる。
　恥ずかしすぎて死ねる。




　いても立っていられなくなった私は勢いよく鉢屋に突進し、そのまま肩に手をつく。
　
　そしてぐっと体重をかけ、馬跳びの要素で飛び越えた。






兵助 「Aが逃走した!!」

竹谷 「おほ〜！相変わらず身軽だなぁ！」

雷蔵 「大丈夫かい！？三郎!!」

三郎 「あぁ……あんの猿め……！」

尾浜 「取り敢えず追いかけよう！面白そうだしな!
　 おい！奉行だ奉行だー！！そこの女、止まりなさーい!」
　


　


　『止まるわけないじゃーん!!!』



　


　「「「「「待てーーーーーーー!!!」」」」」









　『うわぁああん！！！助けてー!!!いっそのこと穴におとしてー！

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