今回の天女様は特に取り扱い注意らしいです 暁の章 【忍たま】

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Aside



　「壊しちゃったじゃないでしょ！！絶対他にやりようあったよね！？
　Aさん脳筋症過ぎるよ！！」



　『ごめんって…！まさか壊れてしまうとは…』


　私は頬をかきながら曖昧に笑う。
　すると、制作くんはぎゅっと唇を結んだ。耳元に唇を寄せて、囁く。





　「お説教はこれが片付いた後にするよ。だから今は」



　『うん！こっちは任せてよ』



　「すぐ後ろに立っているから。
　具合が悪くなったら遠慮なく倒れて。受け止めてあげる」




　にっこり笑って頷くと、彼はさらりと私の後方に下がった。







　『こんにちは皆様』





　警戒、驚愕…………畏怖。


　向けられる全てに、痛い程の殺気が満ちている。私はそれらにはとびっきりの笑顔で返そうと決めている。




　『随分と大変な目に合わされました、新人天女様でございます。


　―――いや、用件は手短に言おう』





　学園長先生の前まで歩みより、正面から見下ろす。
　彼の目には恐れも不安も灯っていない。ただただひたすら静かに、ことの成り行きを待っていた。





　『彼らを退学にするのは、私が許さない。

　もしそう処分した暁には―――暴れちゃうかもね。』





　

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