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「――いえ。俺達は少なくとも、あの夜の加担者ではありません」
『……そう。疑ってごめんね』
「立場を弁解する気は毛頭ありませんが、事実です。
それと、それについて」
時間の空白をぬって、隣から力強い声が先を越した。
「今、三郎達の処分についての会議が行われています」
ほう、と天女様の片眉が上がった。
続けて、伊作先輩に首を伸ばして邪気をもつことなく問いかける。
『処分って、どんな？』
それを聞いた伊作先輩は一瞬目を反らした。その目は苦し気に細められている。
「……わからない。わからないけど、決して軽くはないと思うよ。
天女とはいえ、命に関わるからね。良くて長期間の停学、もしかすると――」
「退学です」
言葉を重ねると、天女様の目が見開かれる。
きょとんというより、はぁ？といったかんじの納得がいかないような目をしている。
『え、退学？だって、私は部外者な上に天女なんでしょ？そんな私を刺した所で…』
「学園長先生の考えはよく分かりません。それでも、少しだけ理解できる。
あなたは、今までの天女とは違う。学園長先生は貴方をひどく気に入って、信用しようとしていた。
それに、新たな方針を無視して―――命令に背いて貴方を殺そうとしたんです。
そんなにお強い貴方のことだ。この学園を潰すくらい、造作もないとお聞きしています。
一歩間違えれば、下級生を守るどころか学園全体を壊滅させていた。その罪は重い。」
「だから、お願いです天女様。三郎達をどうか―――」
『許してくださいって？』
屈託なく笑った彼女の、挑発が響く発言だ。その自信は、強さ故か。
拳に力が入る。分かりやすく片眉を上げながら放ったこの言葉には、間違いなく皮肉が込められていた。
「よっと」
伊作先輩の腕からするりと抜け出てくる。
「Aさん」
伊作先輩の声は咎めるような響きがあったものの、止めることはなかった。
Aさんは小首を傾げながら唇を開いた。
『そうだね……じゃあ、取引といこうか』
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凛(プロフ) - 更新待ってます！ (4月21日 0時) (
レス) @page42 id: c045f3c206 (このIDを非表示/違反報告)
ほまりあ - めっちゃくちゃ面白いです！！更新頑張ってください！応援してます！ (12月13日 17時) (レス) @page40 id: c2cc9f3cdb (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - らびさん» あぁあぁ…………！！私はなんて罪深いことを…！！すみません、レスが遅れました！！！これからもお待ちいただけると幸いです〜！！！コメント有難うございます！！ (11月26日 21時) (レス) id: 17751e89f9 (このIDを非表示/違反報告)
らび(プロフ) - どうしよう、Sな伊作にハマりそうです😭とっても素敵♡ (11月12日 17時) (レス) @page28 id: a37f698238 (このIDを非表示/違反報告)
忍たま好き(プロフ) - 終わりなんですか？ (11月4日 17時) (レス) @page39 id: 6c4f449978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2023年3月5日 0時
