依存症。 (ページ30)

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"My Life" ページ30

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そんなこんなで3人の前にはテキーラのショットが置かれた。

｢じゃあ、グラス持って！｣

ショウくんはカウンターの中から、私達は外からグラスを持って乾杯の音頭をまつ。

｢じゃあ俺とーショウと、…｣

そこまで言って｢あれ？｣って顔で私の顔を見てくるから

｢Aです｣

と答える。

｢Aちゃんとの！(笑)｣
｢はい、(笑)｣
｢対決一杯目！…cheese｣

その合図で3人でグラスをコツンとぶつけて一斉にテキーラを飲む。
液体が喉を通ったところから熱くなって行った。

学生時代、居酒屋でアルバイトをしていた時
よく大学生のパリピが頼んでて
｢何が楽しいんだか…｣って思ってたけど、
今なら少しわかる気がする(笑)

…というか、私は"cheese"の掛け声にハマってしまい
2杯目、3杯目からは私がさっきの言い方を真似して

｢…cheese｣

ってドヤ顔でいって一々グラスごっつんこしてさ。
それがなんか楽しくなっちゃったんだよね(笑)

だから酔っ払ってるとかじゃなくただ普通に機嫌が良くなって

"ゴミ捨てようと思ったらゴミを持っていた手の反対の手に持ってた携帯を捨てちゃった話"とか
"居酒屋バイト時代ビールをお客さんにぶっかけちゃった話"とか

初めてあった人に凄い話しちゃったんだ。
だってどうせ自分と関わるなら楽しんで欲しいって思うじゃん？

そうこうしてるうちにテキーラは17杯目くらいになってて。

私は最近考え事とかであまり寝れない日々が続いてたから普通に眠くてさ。

休憩がてらウーロン茶を頼んだら
怒られるとか言ってたの絶対忘れてるでしょ？って感じで少し酔ったショウくんが

｢あ、ごめん間違えて焼酎入れちゃった｣

とか言ってウーロンハイを渡してくるから
コノヤロー、って思いながらそれもまた飲んで。

したら隣のイケメンチャラ男(1番酔っ払ってて機嫌いい)が

｢Aちゃんまた飲むって｣

っていって私のショットグラスをショウくんの方に置くから

｢じゃあ私も飲むので飲んでくださいね？｣

って言ったら

｢酒豪過ぎて怖ぇ(笑)｣

って笑ってんの。

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