依存症。 (ページ14)

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ぐーたら人間。ページ14

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ぐーたら人間話をもう一つ。
…というか多分こんな事してる人はいない話。

私は廊下が好きだ。
って言ったら語弊があるかもしれないけど
床で寝るのが気持ち良くて好き。

子供の頃夏で暑い時、扇風機をかけながらひんやりした床に身体全面付けて寝るのすごい好きだったの。

今日も北斗の家にお呼ばれしてるんだけど
今日は何だか凄い甘えたいのと眠いのとが混ざって凄くめんどくさい人間になってる…。

今だってソファから離れようとしてる北斗の腕を掴んでて。

「トイレ行くから離して」
「嫌だ、連れションしよ」
「･･･俺の見たいの？」
「見たい」
「ばかいってんな(笑)」

ってそのまま北斗はトイレに向かう。

流石に｢ここで待ってろ！｣って言われてトイレまでは入れなかったから私はそのまま廊下の床に寝っ転がったってわけだ。

つめたー。きもちいい…寝そう…。

って目をつぶってたらトイレから出てきた北斗は
｢うおっ！｣って驚いた。

｢どんなとこで寝てんだよ。｣
｢ほっくも寝っ転がってみな？きもちいい｣
｢誰が寝るか。｣
｢えー｣
｢ほんっと、Aって突拍子もない(笑)｣

ってなんでか嬉しそうに笑うの。

｢ほら、こんな所で寝ないの｣

って北斗に起こされるんだけど
ぐずぐずめんどくさモードに入った私は
｢やだ…｣って断るから北斗はため息をついてリビングに戻ろうと歩き出す。

…のを阻止しようとその足首をガッと掴んだ。

北斗はめちゃめちゃビックリして｢お前！！！｣って怒ってきた。

｢さっきからうるさい…｣

｢Aが驚かせるからだろ！！｣

ってもう気にせず歩いて私を引きずり出す。

でもね、私重いし力入れてるから全然進めないの。

止まって呆れたように｢離せ。｣って言ってきたから

怖いし私ももうこのまま寝てしまいたいから素直に離して床に顔べたーってくっつける。

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