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足りないものを少し買ってから帰っても、増田さんはまだ帰っていなかった。
さくっとシチューを煮て、たことキュウリのマリネも作る。たんぱく質すくないかな、って、卵をゆでて卵サラダも少し。
しばらく待っても増田さんが帰ってこないので先にお風呂をいただくことにした。
おふろの中でぼーっと、今日のことを振り返る。
わたしは、女社会でちょっと空気を読めないところがある。
もしかして今度のことも、緑野さんにもうすこし気持ちをかけていたらわかったことなのかなあ。
でも、仕事に恋愛もちこむのは変な気がする。
好きなのは構わないけど、それを仕事に持ち込まないで、って思うのは、情緒のない考え方なのかなあ。
ぼんやり考えていたら、思いの外つかっていてしまい、30分くらいたっていた。
いけないいけない、増田さんが帰ってこられる前に髪も乾かしたいし。
あわててお風呂から出て、髪を乾かして、ストレッチをして、次の日のスープをちょっと作っておいても、増田さんは帰ってこなかった。
LINEを確認したけれど、何の連絡もない。
おしごと、ながくなっちゃったのかな。
さみしいなぁ。
９時半を過ぎて、さすがにな、と先にご飯を食べた。
増田さんが帰ってこられたのは、10時過ぎだった。
「ごめんAちゃん！ 仕事が押して、もう連絡するより直接帰った方が早いかなって思って」
……いや、LINEの方がさすがに早かろう。
とは思ったけれど、そんなことよりも顔を見られたのがうれしすぎて、わたしは無いしっぽをぶんぶんふって増田さんをお出迎えした。
「お疲れ様です。ごはんどうしますか？」
「ぶふっ、おふろにしますごはんにしますみたいな」
「それともわたし？ですか？？ 昭和だー」
って言ってから自分で顔が熱くなるのがわかった。ばかじゃないわたし！！
「Aって言いたいけど、まずおふろ。それからごはん食べたい、いい匂い！！」
増田さんはくだらないわたしの言葉をさらりとかわして、お風呂に入りに行ってくれた。
よかったつっこまれないで。
つっこむにつっこめないっていうか、べつにどうでもいいのかもしれないけども。
「おいしい。A料理上手じゃん、なんかしぶってたけど」
「いや、そんなルーでつくるシチューならわたしも作れるんですよ。シゲさんみたいにオシャレな料理が作れないって言う」
「あー、そういうのは求めてないから大丈夫！ でも今度餃子食べたいな」
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フェル兄(プロフ) - お返事ありがとうございます。 全然大丈夫です！お身体に何かあったのだはないかと心配しておりましたが、お返事いただけて安心致しました。ありがとうございます。 (12月9日 18時) (
レス) id: a5957782ab (このIDを非表示/違反報告)
由乃（よしの）(プロフ) - フェル兄さん» すみません、トップいじっただけで更新通知が行くとは思わず……お騒がせしました。読んでいただいてありがとうございます。そのうち続きを……がんばります (12月9日 14時) (レス) id: 0b55501fca (このIDを非表示/違反報告)
フェル兄(プロフ) - 初めまして 更新の通知があり戻ってまいりました。いつも楽しい小説をありがとうございます。続きが更新されるのを心待ちにしております (12月8日 21時) (レス) id: a5957782ab (このIDを非表示/違反報告)
由乃（よしの）(プロフ) - ご感想ありがとうございます。だいぶ停止していて……もう少しお待ちくださいね。必ず！ (8月28日 22時) (レス) id: a4b9ddb561 (このIDを非表示/違反報告)
美広(プロフ) - 最新話まで読ませていただきました！ストーリーが面白かったのと、増田さんが可愛かったです！笑 更新まってます！ (8月28日 1時) (レス) @page34 id: 0b2539d07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：由乃 | 作成日時：2022年10月18日 22時
