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「おはようございます」
「あ、おはようございます」
「Aさん、朝からあれなんですけど、緑野さんお怒りですよ……」
「え？」
「ほら、シフト」
シフト何かしたっけ？
昨日一生懸命作って出したシフトを思い出したけれど、なにか緑野さんに不都合があっただろうか？
「さいあくーあいつ気がきかないーーー」
とりあえずカバンを置いて廊下に出ていきかけたら、叫んでいる緑野さんを見かけてしまった。
お、おう、お怒りでいらっしゃる。
「あんなにわかりやすく店長と一緒がいいって言ったのに！」
「いやみどりちゃん落ち着いて声大きいよ」
「わかるわーあの人ちょっと真面目過ぎるよね」
「でしょ！？ 女の子の気持ちわからなすぎない？ わたし店長と一緒のシフト一回だけだよ？ なにこの偏ったシフト」
……ごめん気がつかなかった。わたしシフト組むの苦手だし、必死だったんだよ。今回秋休みとかでまゆみちゃんたちがお休みするし、店長と緑野さんを一緒にしなきゃいけない使命があったなんて気がつかなかった。
……ていうか、さ。
ここ、職場なんだけど！？？？
「どこか偏ってるかな？」
って、すこしかすれたような低い声がして、緑野さんたちが振り返る。
「きちんとしたシフトだと思ったけど」
そう言って、加藤店長がまっすぐな目で緑野さんたちの前に立ちはだかった。
三人はその場にかたまってぎょっとしている。
「これは俺がAさんにお願いしてつくってもらったものだから、責任は俺にあります。何か言うことがあるならおれにお願いします」
「……べつに、ありません」
って緑野さんが言って、三人はそこからそそくさと出ていった。
えっと。
わたしはどうしよう。
一旦更衣室に帰ろうか……と思っていたら、加藤店長に見つかってしまった。
「あ」
「……すみません、かばっていただいて」
「いや……なんかめんどくさいことに巻き込んじゃってるみたいですみません」
「いえいえ、店長のせいじゃありませんから」
「女のひとばっかなとこにくるとすぐこうなってしまって」
ああ、イケメンだしなあ。
とぼんやりと思う。
一般社会にシゲさん放したらそりゃ女の子群がるよね。
「お察しします」
「おはずかしい」
なんとなく二人でためいきをついて、それから、ふふふと苦笑して、その場を解散した。
☆
案の定さいこうに働きにくい雰囲気でその日を終えて、家に帰る。
今日は増田さんごはん食べるって言ってたから、シチューでもつくろうかな。
疲れちゃったし、簡単なので申し訳ないけど肌寒いからあったかいシチューはおいしいと思う。
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フェル兄(プロフ) - お返事ありがとうございます。 全然大丈夫です！お身体に何かあったのだはないかと心配しておりましたが、お返事いただけて安心致しました。ありがとうございます。 (12月9日 18時) (
レス) id: a5957782ab (このIDを非表示/違反報告)
由乃（よしの）(プロフ) - フェル兄さん» すみません、トップいじっただけで更新通知が行くとは思わず……お騒がせしました。読んでいただいてありがとうございます。そのうち続きを……がんばります (12月9日 14時) (レス) id: 0b55501fca (このIDを非表示/違反報告)
フェル兄(プロフ) - 初めまして 更新の通知があり戻ってまいりました。いつも楽しい小説をありがとうございます。続きが更新されるのを心待ちにしております (12月8日 21時) (レス) id: a5957782ab (このIDを非表示/違反報告)
由乃（よしの）(プロフ) - ご感想ありがとうございます。だいぶ停止していて……もう少しお待ちくださいね。必ず！ (8月28日 22時) (レス) id: a4b9ddb561 (このIDを非表示/違反報告)
美広(プロフ) - 最新話まで読ませていただきました！ストーリーが面白かったのと、増田さんが可愛かったです！笑 更新まってます！ (8月28日 1時) (レス) @page34 id: 0b2539d07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：由乃 | 作成日時：2022年10月18日 22時
