Baby curuising love……K.K. ページ27
だいすきなけいちゃんがそばにいてくれたら、何も望むことはないの。
あっても、それは秘密にしておける。
わたしはけいちゃんの部屋に行ったことないし、デートしたこともない。
もうそういうことはしないんだ、って言われた。
何度目かに会って、けいちゃん大好きです彼女にしてください、って言ったら、けいちゃんは困ったみたいにやさしくわらって、言ったんだ。
「Aちゃんのことは好きだけど、彼女にはできない」
「好き、だけど?」
「好きだけどね」
「それなら彼女じゃなくてもいいです。そばにいさせて欲しい。それもだめですか?」
「やぁ、なんでそんな目を輝かせながら言うのよー」
また困ったようにわらって、けいちゃんはありがとうって、言ってくれた。
それからわたしは、けいちゃん専属おともだち。友達に、そういうのやめたほうがいいと思うって言われたけどなんかちがう。だってわたしはけいちゃんが大好きだし、会ってる時間はなにものにもかえられない。
「キラキラ、です」
「今日も絶好調だね」
って、わたしのあたまを撫でてくれながらけいちゃんが言う。
チェックのあったかそうなコートのインナーに白いセーター、ブラックジーンズのけいちゃんは王子様みたい。スタイルがいいお顔がいい。まわりの空気までキラキラしてる。
「けいちゃんはいつもキラキラしてる」
「んーありがと」
ニコニコしながらコートをハンガーにかけて、手を洗って。セーターぱって脱いで半袖Tシャツになったけいちゃんは、ほどよい筋肉でほんとうにきれい。
こんな人にさわれるなんて、信じられない幸運。
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作者名:由乃 | 作成日時:2020年10月27日 11時