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Only You 2 ページ39
シゲちゃんはふふっ、ってわらって、わたしの髪をもしゃもしゃっとさわった。
「なによーー」
「髪が好き」
「え、そーなの?」
「そう。あとくちびるも好き」
って言って、今度はそっとくちづけてくれる。
照れる……
「よし!」
「……どしたの?」
「いーわ、俺誰がなんと言ってもいーわ」
「誰かなんか言ったの?」
「いーわもう」
シゲちゃんは答えないで続ける。
「好きだけ数えて生きるわ」
そう言って、そっとわたしを抱きしめて、また髪をもしゃもしゃってする。
「Aいるし、いーや」
ちいさくちいさく呟くから、わたしもぎゅっとシゲちゃんをだきしめて、「わたしもシゲちゃんだけがいればあとはいいの」
って、おしえてあげた。
シゲちゃんは両手にぎゅうって、力を込めた。
SweetSweetSweet……K.K.→←Only You……S.K.
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作者名:由乃 | 作成日時:2020年10月27日 11時