検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:27,699 hit

のみともだちだったのに2 ページ42

「好き」
「はぁ、良かった」
「……知ってたでしょ?」
「なんで知らないよ」


耳元で囁き続けられてくすぐったい。


「知らないのに自信満々で?」
「え、緊張してたよ。いつにも増して変なこと言っちゃったよ」
「いまのほうが緊張するんですが」
「ほら可愛い」


そう言ってくすくす笑って、増田くんは手を離してくれた。


「酔っぱらいなので、今日はこのくらいで止めておきます」
「なにを」
「明日はお休みと聞いているので、明日」


そう言って、増田くんはにっこりわらった。

「いいお刺身買ってくるね」


また醤油だーーー!
増田くんはひとりでぐふぐふわらって、それからソファに沈みこんで、うれしそうにわたしをみつめた。


「こんなに可愛い醤油差しいないなー」

えっ

「ねぇ、どこまで本気なの??」
「どれも本気ですよ?」
そう言って、増田くんは目をつぶった。

「どのAさんも、だいすきだから」
しあわせそうに、わたしの手をにぎって。

「あしたまた、たくさん好きを言うね」

ケーキ ……K.K→←のみともだちだったのに……T.M



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
設定タグ:NEWS , 短編集 , 恋愛   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:由乃 | 作成日時:2020年4月20日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。