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「さてと…、本題に話を変えましましょうか」
テーブルの上に両肘をつき
両手を絡み合わせた状態で
私のことを見つめてくる彼女の視線に
私はゴクリと唾を飲みこんだ。
さっきまでの和やかな空気なんて
一瞬で消え去ってしまった。
今、私達の間に流れているのは
少しでも触れてしまうと
切れてしまいそうなくらいに張りつめた空気。
「あなた…、翔くんとはどういう関係？」
「え…？」
聞かれるとは思っていても
まさかこんなにストレートに来られるとは
思わなかった。
どうする？
正直に答えるべき？
でも、ユミさんがどれだけのことを知っているのかわからない状態で、私からバラしてしまうのはまずい気がする。
もしかしたら
そこまでの確信を持っていないかもしれないし
そもそも、私と翔ちゃんの関係を
本当の意味で掴んでいるのかもわからない。
ひょっとして…
私が翔ちゃんと同じマンションに
住んでいるだけしか知らないで
変にカマをかけて来てるだけかもしれないし
それに、本当に私のことを
家政婦さんだと思っていたら……
なんとか、上手くごまかせるかもしれない。
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作者名：ミイ
| 作成日時：2016年12月7日 22時
