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03. ページ3
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あぁ〜、ダメだ！
私、すごくネガティブ過ぎる！
そんなこと、翔ちゃんと付き合うことになった時に、何度も考えたことじゃない。
自分じゃ、翔ちゃんには釣り合わないんじゃないかってこと…
もう考えなくてもいいぐらい考えた。
だけど、最終的に出した答えは
「私は、翔ちゃんが大好きだから
翔ちゃんが、私を必要としてくれるならそれを信じてついていく」と、いうこと。
それを、また私はどうして同じことで悩んでるのよ。
くだらないことで
どうして落ち込んでるのよ………。
翔ちゃんのことを好きになる人が
たくさんいることも
これからもたくさん翔ちゃんを好きだって人が
現れることもわかってることじゃない。
今までだって、そういうこと
何度もあった。
それなのに……
どうして今回だけは
私はこんなに不安なんだろう……。
「はぁ……」
自然と口からため息が漏れると
ポンポンとさおが私の手を優しく叩いてくれた。
それは、まるで口では言わないけど
“大丈夫だから、心配しないの”
…って、言ってくれているようで。
そんなさおに、私は笑みを浮かべて返した。
その時…
「A？」
呼ばれた自分の名前に
私は声のするほうへと視線を向けた。
「…え？……雅治？」
親しげな笑みを浮かべ
軽く手を上げながら、私の側に立つ雅治。
その隣には、なぜか修くんの姿もあった。
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作者名：ミイ
| 作成日時：2016年12月7日 22時
