櫻井家の諸事情 ページ9
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舞さんが私と一緒に
キッチンを背にしたソファーに座り
正面には同じようにソファーがあって
そこにお父さんと修さんが腰かけた。
コーヒーを運んで来たお母さんが
お父さんの隣に座ると思っていたのに
「私もこっちに座ろうかな」
なぜか、お母さんまでも私の隣に座り
私はお母さんと舞さんに
はさまれる形で座ってる。
…なんか、へんじゃない？
この座り方でいくと
私の目の前に翔ちゃんが座るわけで
ご両親に挨拶に来たのに
男性陣と女性陣に分かれて座ってるって…
あれ？これが普通だった？
いや違うよね…きっと違うはず。
混乱する私の横でお母さんが聞いてきた。
「翔が居ないうちに質問してもいい？」
「…は、はい。」
「翔といつから付き合ってるの？」
家族みんなの視線が一気に私に集中して
私は恥ずかしさと緊張で
カラカラの喉から精一杯の声を出した。
「…1年ちょっと前くらいからです」
「じゃあ、一昨年の暮れくらいかしら？」
「はい…」
「一緒に暮らしはじめたのは、
昨年の夏くらいよね？」
翔ちゃんが、私と暮らしていることを
家族に話してたことに少し驚きながら
「……は、はい、そうです。」
と、返事をすると
お母さんは、フト考えるような表情をしてから
「……二人とも、慎重ねぇ」
え？
それって、どういう意味？
翔ちゃんみたいな職業なら
それが普通でしょ？
失礼ながらも…
理解出来ずに泳がせた視線。
それに気づいた舞さんがクスクスと笑う。
「1年くらい前に、翔にぃに付き合ってる人がいるって、家族はわかってたんだけど、
修がね…」
そう言われて、修くんが口を開いた。
「翔さんは、好きな人ができたら
すぐに同棲するタイプだと思ってたから」
「お父さんみたいにね」って
お母さんがクスっと笑うと。
「俺と家内は、付き合ってすぐに
同棲したんですよ…」
「そ、そうでしたか……。」
少し照れた表情で私を見て笑うお父さん。
修くんが翔ちゃんを
「お兄ちゃん」と呼ばずに
「翔さん」と呼んだことに驚き
櫻井家のお父さんとお母さんの
同棲まで聞いて
私の頭は混乱するばかりだった。
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あい(プロフ) - 読めました^ ^ありがとうございます☆ハラハラ、ドキドキの展開です！また更新楽しみにしてますね！！ (2014年9月11日 8時) (
レス) id: c84aae0476 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - あいさん» あいさんこんばんは♪たぶん、今頃はもう読めたとは思うんですが…私も新章立ち上げた途端自分の作品を読めない状態で焦りまくりました(笑)。きっと、私の操作ミスですかね…すっかりこんな簡単な作業(？)もアタフタする私ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2014年9月11日 0時) (レス) id: 9edb8f6016 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんばんは。いつも本当に楽しみにしてます☆更新のお知らせだったので、待ってましたとばかり読ませてもらおうとしたのですが、どうも次に行けないのですが、何か見方変わりました？ (2014年9月9日 23時) (レス) id: c84aae0476 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - チェリーさん» チェリーちゃんこんにちは♪ これからの展開…きっとハラハラドキドキですよ(笑)サキさんにもしっかりと活躍してもらうつもりだから、また次の章も遊びに来てくださいね♪♪ (2014年9月8日 15時) (レス) id: 9edb8f6016 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - さくらさん» さくらさんこんにちは♪ 翔担の人は彼女が嫌いですよ…きっと(笑)。私もどんな時でも彼女がCMに出ると…「嫌い」とか言っちゃってるからね(笑)ここまで世の中の女性に嫌われてる彼女はある意味すごいなぁ…って尊敬しながらもやっぱりイヤだ…って思っちゃうよ (2014年9月8日 15時) (レス) id: 9edb8f6016 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイ
| 作成日時：2014年7月11日 23時
