ロマンチスト ページ16
.
パタンと閉まった玄関。
チラッと翔ちゃんを見ると
翔ちゃんも私を見てて…
「もうヤダ、恥ずかしい…
マネージャーさんに誤解されちゃったじゃない。」
そんな私を見て、
翔ちゃんがニヤニヤしながら
私の耳元に近づくと、
『誤解…って。
昨夜は、あんなことこんなこと…(笑)』
「ちょ･･･っと！やめて！」
翔ちゃんの口を塞ごうとすると
簡単にスルリと交わされてしまう。
『でも、男ってたまに違うことしてくれると
嬉しいもんだよ？』
「…っ、もういいから！」
翔ちゃんの発言に
自分が昨夜したことを思い出して
恥ずかしさのあまり、めまいまでしてきそう。
『でも、本当にAすげぇ疲れた顔してるのは事実だよ(笑)』
え？そ、そうなの？
私、そんなひどい顔しちゃってるの？
思わず、自分の顔を手で隠そうとすると
翔ちゃんはその手をおもむろに掴み、
『こんな顔させちゃったのは、
今朝から、いろいろと振り回した俺のせいだよなぁ』
すごく優しい表情をした翔ちゃんが
『さっきは、マネージャーがいてできなかったんだけど…』
私の手を掴んでいた手を
自分の首に絡めるみたいにして
私を引き寄せると
膝裏に手を入れてお姫様抱っこをしてくれた。
「え？」
『外国では…こんなふうに奥さんを抱っこして
新しい部屋へ入るのが当たり前なんだって(笑)』
「そ、そうなの？」
そういえば…昨日も
コテージでこんなふうに抱っこしてくれたけど
翔ちゃんって
私なんかよりずっとロマンチストなのかも…
結局そのまま翔ちゃんに抱っこされたまま
リビングへ入ると
「わーー！見て？
遠くにスカイツリーが見える！」
この間は、気づかなかった
リビングからの夜景に
テンションが上がりまくる私を見て
『キレイに見えるなぁ』
翔ちゃんも窓の外のスカイツリーを見て
嬉しそうに笑った。
.
「ね？お祝いしょう？」
『ひょっとして、引っ越し祝い？』
「うん、そう」
『じゃあ、なんか食いに行く？』
「ううん、昨日の食材も残ってるから
お家で食べよう？」
『じゃあ、スカイツリーを見ながら
お祝いするとしますか(笑)』
「うん」
なんだかすごく楽しくて
翔ちゃんに抱っこされたまま
ホッペにチュッとした。
.
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あい(プロフ) - 読めました^ ^ありがとうございます☆ハラハラ、ドキドキの展開です！また更新楽しみにしてますね！！ (2014年9月11日 8時) (
レス) id: c84aae0476 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - あいさん» あいさんこんばんは♪たぶん、今頃はもう読めたとは思うんですが…私も新章立ち上げた途端自分の作品を読めない状態で焦りまくりました(笑)。きっと、私の操作ミスですかね…すっかりこんな簡単な作業(？)もアタフタする私ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2014年9月11日 0時) (レス) id: 9edb8f6016 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんばんは。いつも本当に楽しみにしてます☆更新のお知らせだったので、待ってましたとばかり読ませてもらおうとしたのですが、どうも次に行けないのですが、何か見方変わりました？ (2014年9月9日 23時) (レス) id: c84aae0476 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - チェリーさん» チェリーちゃんこんにちは♪ これからの展開…きっとハラハラドキドキですよ(笑)サキさんにもしっかりと活躍してもらうつもりだから、また次の章も遊びに来てくださいね♪♪ (2014年9月8日 15時) (レス) id: 9edb8f6016 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - さくらさん» さくらさんこんにちは♪ 翔担の人は彼女が嫌いですよ…きっと(笑)。私もどんな時でも彼女がCMに出ると…「嫌い」とか言っちゃってるからね(笑)ここまで世の中の女性に嫌われてる彼女はある意味すごいなぁ…って尊敬しながらもやっぱりイヤだ…って思っちゃうよ (2014年9月8日 15時) (レス) id: 9edb8f6016 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイ
| 作成日時：2014年7月11日 23時
