浮腫みの原因 ページ7
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翔ちゃんから
ーこれからドーム出るから。ー
と、簡単なメールが送られてきて
そろそろかなぁ…って思ってたら
玄関を開ける音がした。
『ただいま〜』
「おかえり〜、翔ちゃ…」
智「ただいま〜」
ニノ「ただいまって、あなたの家じゃないんだから(笑)」
「えっ？あ、え？」
突然の訪問に、
間抜けな声しか出てこない。
今日、来ることになってたっけ？
『ごめんA、なんかこの人達まで勝手に
俺んところで降りちゃって』
翔ちゃんが、申し訳なさそうな顔して
私を見るから
思わず笑ってしまう。
「ううん、大丈夫だよ。いっぱい作ったから」
ニノ「この匂いはカレーだ」
智「めっちゃ、腹減った〜」
「うふふ、今日はホッキ貝のカレー…って
あー、そうだ。ニノ、貝類は食べれないよ…ね」
ニノ「苦手って言えば、苦手だけど
貝を入れなかったら平気だから(笑)」
「うーん…それじゃ味気ないから…
冷凍だけどハンバーグあるから焼こうか？」
ニノ「さっすがー、Aちゃん。
やっぱり俺のことを理解してくれてるわ」
『ズルいなぁー、
ニノだけハンバーグカレーかよ』
ちょっと、唇を尖らせた翔ちゃんを見て
「じゃあ、みんなの分も焼く？」
『食う、食う、食う！』
智「そんな食ったら、
翔ちゃん顔浮腫むよ(笑)」
ニノ『翔ちゃんさぁ、この間のZEROの時も、めっちゃ顔浮腫んでたよね」
『ちげえーよ、俺は食い過ぎて浮腫むんじゃ
なくて疲れがたまったら浮腫むの」
ニノ「たまったら…って、翔ちゃんが言うと
なんかやらしく聞こえるなぁ(笑)」
『はあ？！』
智「…そんな疲れるくらい前の日に
筋トレとかしてるの？」
ニノ「…筋トレ、って(笑)」
智「今日も翔ちゃんちょっと
浮腫み顔だったけど、昨夜も筋トレした？」
『いや、筋トレはしてないけど…』
何となく視線を上に向けると
翔ちゃんと目が合って顔が熱くなった。
そんな私達の様子をニノが笑いながら
じーっと見てる。
智「Aちゃん、暑いの？顔赤いよ？」
「な、なんでもないです！」
『うちのコいじめないでくれますか(笑)、
ほら、みんなビールでいいの？』
翔ちゃんがビールを
冷蔵庫から出しに行ったから
私も、これ以上
何か聞かれても困ると思って
慌てて逃げるみたいにして
キッチンへと立った。
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作者名：ミイ
| 作成日時：2013年12月9日 15時
