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緑side
...俺なんでジェシーに抱っこされてるんだろ。
慎「じぇしー?」
ジェ「んー?なぁに、話してくれる気になった?」
ふんわり優しい顔で微笑むジェシー...なんの疑問も持っていないらしい。
慎「いや、あの...」
ジェ「話してくれたら、抱っこやめてあげるよ。」
慎「分かってんじゃん...」
前言撤回。
こういうところ、ジェシーってさ...あるのよ。
じっと見つめてくる薄茶色の目には、光がなぁんにも入っていない。
これは本気で言ってる時の目だ。
言わなくちゃ...
心配されるの嫌だし、申し訳ないけどさ...
なんか俺の体調のことで、ジェシーを悩ませちゃうの。
それにソファに座っているとはいえ、抱っこ重いだろうしね。足痺れちゃう。
慎「あ、あのね?ちょっと前からねつけなくて...寝ようって思うんだけどなかなか。そ、それでっ...えっと。」
ジェ「うん。いいよ」
言葉に詰まる俺を赤ちゃんみたいにとんとんして、続きを促すジェシーの表情は慈愛に満ちていて...
なんか泣きたくなった。
慎「それで、寝れてもあさまで...熟睡できなくって。なんかいも起きちゃうんだよっ。なんかっおっかしいよね。で、最近は夜中おきて...寝よう寝ようって思うと仕事のこといっぱいかんがえちゃって。そしたら、そしたらっ...はぁっ、...息上がってかこきゅ、なりかけちゃったり...してっ。それでっそれで」
自然と早口になって、呼吸も詰まって。
こんな姿絶対に見せたくないのに。
しかも抱っこされたまま...
嫌なのに勝手に目頭が熱くなって、慌てて瞬きを意図的にする。
ジェ「しんどかったね。最近体調悪そうで心配だったんだよ。慎太郎も不安だったね」
慎「ふあん...」
そうだ。
俺すごく不安だった。
怖かった。こんなの初めてだったもん。なんとなく毎日体調悪くて、でも熱は無いし。
夜眠れないなんてみんなよくあることだって思った。思い込んだ。
調べたら不眠症とか色々出てきて。
必死に否定して。
でも、「そうかもしれない」って思う自分もいて。
寝よう寝ようって思えば思うほど苦しくなる呼吸が、辛かった。
辛くて不安なんだ。
慎「おれ...不安だったよぉ...じぇしぃ」
ジェ「うん。」
抱っこをやめてくれるはずだったのに、ぎゅっと抱き寄せられた。
抱っこをやめて欲しかったはずの俺は、助けて欲しくてジェシーに縋り付いた。
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. - コメント失礼致します。ジェシーの病系のお話も、書いて頂きたいです。宜しくお願い致します。 (7月27日 4時) (
レス) id: e82707ab22 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ぴのﾁｬﾝさん» ありがとうございます! お話を楽しんでいただけているようで、嬉しいです♡リクエストですが、今は募集していません🙇♀️ せっかくですのに申し訳ないです。 (2022年8月12日 11時) (レス) id: 32c6b6bce7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのﾁｬﾝ - 移行おめでとう御座います!私が森本担で、いつも騒いでる末っ子が弱くなってるのが大好きなのでいつも更新楽しみにしてます!!リクエスト~main.緑sub.黄のお話が見たいです。希望は緑くんが体弱い&リアル設定です。更新頑張ってください!応援してます! (2022年8月6日 21時) (レス) @page7 id: 0cb579aaa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん
| 作成日時：2022年7月29日 23時
