【d!】もう一度貴女と共に【rbr】 (ページ4)

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3話ページ4

〜帰り道〜

『路傍君、すっごく字が綺麗なんだね！綺麗すぎてびっくりしちゃった！！お習字とかやってたの？』

rb「習ってはなかったけど、おかんから字は綺麗に書けるようになりなさいって昔から言われてて、練習した。
星川さんも字綺麗やな！姉妹揃って綺麗な字ってええな」

星川さんから返事が無くて、何か気に触るようなことを言ってしまったのかと心配になり、星川さんの顔を覗くと、何か言いたげな顔をしている

rb「星川さん……？？俺、なんか気に触ること言ってもうた？」

『んーー……その、“星川さん”っていうの、距離感じちゃって嫌かも……私、友達とは男女関係なくお互い下の名前とかあだ名で呼び合うことが多いから、Aって呼んでほしいな』

rb「なんや、俺嫌われたんか思って心配やったわ。ぜんぜんええで！俺のことはロボロって呼んでくれへんか？こっち来る前の友達にそう呼ばれてたんや」

『ロボロ君！素敵な名前だね！！改めて、これからよろしくね！！』

rb「おん！よろしくな！！Aさん！！」

rb「あ、そうそう。俺、書道部に入ることにした。せやから、もしよかったら、、一緒に書道部に入らへんか？」

運動部も魅力的だった。だけど、今日初めて本格的な習字をして、君に褒めてもらえたことが嬉しかったんや。

俺、単純な男なんかもしれんけど、確かにこの瞬間、Aさんに特別な感情を持った。早すぎるかなとも思うけど、ゆっくり気持ちを伝えていければええな。