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1話 ページ2
中学1年生までは、普通の子供だった。良き両親、友人に恵まれて過ごしていた何の変哲もない少年。
そんな俺に何の突拍子もなく40℃以上の熱が突然出た。
体が怠くて頭が回らない。ガンガンと痛む頭、心臓は口から出てきてしまうのではないかと錯覚する程大きく響く。
幼い頃から大きな病気になど罹ったことがなかったのに、一体どうしてしまったんや。
慣れない体調不良を忘れるため、薬を飲んで寝ることにした。
夢を見た。男子中学生と女子中学生が出てくる夢。2人は同じクラスで、部活も一緒みたいやな。ふと、女の子が男の子の名前を呼んだ。彼の名前は"路傍朗"というらしい。俺はその名前になぜか懐かしさを感じた。
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作者名：赤月奏楽 | 作成日時：2024年1月16日 0時
