運命を君と２（R.Meguro） (ページ10)

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机を叩く勢いで刑事ごっこを繰り広げるドラマ班。

舘さんは横からお茶を出してくるしラウールはちょっと離れたところでめめのえっち！なんて言いながら手で顔を覆っているけど指の隙間からばっちり目が合うし、阿部ちゃんはそんなラウールのマネしてキャーなんて言ってる。

岩本くんとしょっぴーなんてニヤニヤしながらこの光景を携帯で撮って笑っている。

俺も俺でなんだこれと笑いが止まらない。

深「んまぁ、おふざけはここまでにしてさ」

そんなことを言いながら立ち上がっていたふっかさんが眼鏡を外して向かいの椅子に座る。

その顔はさっきまでのふざけていた時と打って変わって真剣な顔になり、俺もキュッと気が引き締まる。

何を言われるのかドキドキしていると暫く沈黙が続いたあとに言われた一言に思わず椅子から立ち上がった。

深「Aさぁ…胸でかかった？」

目「おつかれっした！」

阿「こらこら(笑)撮影これからだから(笑)」

ラ「真剣な顔して何言うかと思ったら！！ふっかさんのえっち！」

渡「だははははは！！」

目「俺なんか先輩からの忠告的なものかと思ったのに(笑)あと教えませんから」

深「いやだってあいつの夏の制服見たことある！？服の上からでもわかるぐらいでかくね！？」

目「ふっかさん俺の彼女変な目で見ないで」

いや見る見ないじゃなくて見えちゃうんだよ！と騒ぐふっかさんに女性をそんな目で見ちゃだめだよ、と舘さんが窘める。

９人が入るぐらい広い楽屋なのにいつもどおり俺達はぎゅっとまとまって馬鹿騒ぎする。

そのままスタッフさんから呼ばれて撮影に行けばカメラマンさんからみんないい表情だねなんて褒められて気分よく楽屋に帰ったらまた昨日のこと聞かれて。

どんな告白したのかとかシチュエーションとか色々聞かれたけど全部秘密で隠し通した。

でもみんな共通して言ってくれたのはよかったね、と笑ってくれて改めてSnowManでよかったと感じた。