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ページ17

目「、おはよ」

「おはよ、蓮くん」


何度か食むようにキスをし、おでこを合わせて笑い合っていると寝癖が爆発している俺の髪を手で梳かしながら顔洗ってきて、と言われた。

言われたとおり顔を洗ってさっぱりするとテーブルにはおいしそうなご飯が準備されていた。

2人で顔を合わせて食べると最高においしくて同棲したらこういうのが日常になるのかな、とかぼーっと考えてしまった。

今日も稽古があるから1回家に戻らなくちゃいけなくて玄関先でまた駄々をこねる俺にはい、と差し出したのは少し大きめのランチバック。


目「これって」

「頑張ってる蓮くんに。お弁当作ってみたよ」

目「うっわ…まじ…?憧れだった、彼女の作ったお弁当…!」

「ちょっと多めに作っちゃったからあれだったらみんなで食べて」

目「やだ。俺が全部食べる」

「お腹いっぱいで動けなくなっちゃうよ(笑)」

目「そしたら持って帰って家で食べる」

「いつでも作ってあげるから(笑)」

目「まじで嬉しい!ありがとう!!」


Aさんが作ってくれたお弁当を大切に抱えながらモコちゃんと一緒に帰る。

心なしかモコちゃんも来る時より足取りが重くてゆっくりと帰路についた。

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作者名:mfty | 作成日時:2023年4月2日 19時

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