運命を君と２（R.Meguro） (ページ14)

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「蓮くん？ごめんね？ベッド行こ？」

目「………ん、寝てた？」

「うん。疲れたでしょ。ここだと風邪引いちゃうからベッドで寝よ？」

目「…Aさんも」

「ふふ、うん。一緒に寝ようか」

目「…抱きしめて寝る…」

「いいよ。ぎゅっとして寝ようね」

目「…おやすみのちゅーも、する…」

「ん、しようね。電気消してくるから先ベッド行けれる？」

目「…やだ」

「んー、いやかぁ。じゃあ一緒に行こう。はい、危ないから手つなご」

目「ん、」

今にも意識を飛ばしそうな蓮くんだけど会えなかった分離れたくないみたいで１人でベッドに行くのを拒否。

おやすみのちゅーもする、とぽやぽやした顔で言われるともう可愛くて顔がにやけてしまう。

一緒に行こうと手を差し出すとすっと恋人繋ぎをしてくる蓮くんを立ち上がらせ手を引っ張りながらリビングの電気を消す。

私の後ろを素直にトコトコついてくる蓮くんはベッドに入って布団をかけるとぎゅっと私を抱きしめておやすみのちゅー、と掠れた声で言って目を閉じたまま私にキスをしてくる。

ちゅっというリップ音がして離れた唇に残る温もりを感じながら蓮くんの背中に回した手でとんとん、と優しく叩くとすぐにすーすーという寝息が聞こえてきた。

お仕事お疲れさま、と寝ている蓮くんの少し開いた唇に私から再度キスをすると温かい腕の中で私も目を閉じた。