運命を君と２（R.Meguro） (ページ13)

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蓮くんがお風呂に入っている間はモコちゃんを撫でていたけど流石に夜遅くてモコちゃんもソファーですぐに丸くなって寝てしまった。

可愛いな、と思いつつ寒くないように薄いブランケットをモコちゃんにかけて起こさないようにそっと撫でる。

蓮くんはというとカラスの行水かっていうぐらいすぐ出てきて髪は濡れたまま上半身は裸という出で立ちでリビングに焦った顔で入ってきた。

「ちょっとセクシーすぎませんか、目黒さん(笑)」

目「いや俺今日まじでお風呂の最高記録更新したわ」

「髪びちょびちょだもん」

目「Aさんが乾かして」

ん、と手に持っていたドライヤーを私に差し出してくる蓮くんは甘えん坊モードに入っていてすごく可愛い。

「モコちゃん起きちゃわないかな」

目「意外とモコちゃん寝たら起きない」

「飼いならされちゃってる」

目「俺が歌ってても起きないもん」

ならいいかな、と手に持っていたドライヤーもスイッチを入れる。

さらさらの黒髪を梳くように乾かすと私と違って短い髪はすぐに乾いて私が使っているシャンプーの匂いが漂う。

終わったよ、と後ろから抱きつくように顔を覗き込むと綺麗な瞳は閉じられていてこくりこくりと船をこいでいた。

ドライヤーを直すのは明日でいいかとテーブルに置いて蓮くんの肩を叩く。