ついんちゃんの日常

＊ ２ * ◎ ページ34

青「お邪魔しまーす…」



久しぶりに会える日がまさか今日なんて。


最悪の極み。




青「望？」




グッと腕を引かれて向かい合う形になる。

やめて。見たくない。泣いてまうやん。




青「ほら、どうしたん？」




どうしたんちゃうし。お前のせいやわ。

くらいは言ってやりたかったけど、生憎俺にそんな勇気はなく、そんなこと言って俺のメンタルが保つわけもなく。




「…なんもない。」




とだけ言ったら、

そんなわけないやろ

って抱きすくめられる。



こんなときに久々の流星の匂い、なんて安心してる場合やないのに。



あー、もう、涙止まらへん。



流星の肩口で涙を拭いてやるのが、俺の精一杯の仕返し。




青「まって、なんで泣いてんの？」



桃「うるさい」




きらい 、って言ってみたら、別れちゃうかな。

言うてた女の人のとこに行ってもうたり、してまうんかな。




桃「流星、俺と別れたい？」



青「え？…え、は？なんで？」




なんか弱気になってめんどくさい女みたいになってる俺。こんなんしたら嫌われるってわかってんのに、止まらないマイナスな言葉。




桃「朝の…っ、みたの…っ、」




すると流星は、納得したように1人で頷いて。




青「あれ、望のことやってんけどなあ」




って笑った。

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