上辺だけなんかじゃないよ (ym×in) (ページ15)

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裕翔side

俺と山ちゃんとちねんと圭人はいわゆる
小さい頃からの仲良し、、という感じの関係で
小学校から中学までずっと一緒に過ごしてきた

中二の頃急な転勤で引っ越した俺は
高校からまたみんなと一緒になりたくてここに戻ってきた。

あの時の引越し当日の日はほんとに悲しくて、
涙をぎゅっとこらえて下を向く俺

ほかの3人なんてもう酷くて

横で何やら訳の分からない英語で俺に話しかけながらボロボロ涙を流す圭人に、

2人とも泣くなよ裕翔くん悲しむだろ、
なんて強がりながらも目が真っ赤に腫れ上がって鼻声だった山ちゃん

そして行くなと我儘をいいながら俺の服をがっちり掴んで決して離すまいと握りしめていたちねん、

しまいには俺の母さんにまで裕翔くんを連れてかないでと泣きつく始末、

引越しトラックの窓から見たあのみんなの顔は今でも覚えてる、、

_______________

だからまた高校で出会えて俺はめちゃくちゃ嬉しい。
3人とも身長はそんなに変わってないけど
山ちゃんは男らしく
ちねんはかわらず愛らしく
圭人は紳士的に、、

ちょっと大人っぽくなったみんなは
俺からしても新鮮で、、またみんなと過ごせることが俺はとても嬉しい、

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そしてここは駅前のおしゃれなカフェ、

ここは圭人と山ちゃんの行きつけのカフェらしい

そこに山ちゃんを連れ込んでみんなで質問攻めをしている真っ最中、、

グダグダと言い訳をしていた山ちゃんだけど、しつこい俺らにやっと降参したのか口を割った、

山｢だぁかーらー、俺、気になる人が、いる、ってゆーか、なんか、うん、｣

最後の方はちっちゃい声でポツリと言ったけどしっかり耳に届いた笑

知｢あ、そ、そんなことぉー？？｣
圭｢それがなんか関係あるの？？｣
｢だよね、むしろ普通ってゆうか、｣

俺らの反応はまぁそんなもん、

それもそうだ。中学の頃から山ちゃんは浮いた話で溢れかえっていて
好きな人こそ出来なかったけど取っかえ引っ変え女の子と付き合っては別れしていたからこんな話もなんら不思議なことではない

それに山ちゃんを抜いた3人には浮いた話もひとつもなかったから笑

山ちゃんに問い詰めた時はまたかーと
3人とも思ったけどその次に言った山ちゃんの言葉で俺たちの表情は一変した、