13、片寄った食事駄目、絶対。 ページ17
薬研said
俺は籠を運び終えると、皆がいるだろう大広間へ向かった。
薬研「旦那方、いるかー?」
燭台切「あれ、薬研くん。どうし...食材!?何処で...」
薬研「昨日来た嬢ちゃんと一緒に狩りに行ったぜ。」
歌仙「か...狩り?」
薬研「ああ。大漁だったぜ。」
蛍丸「本当だ...沢山ある...。」
一週間は困らないだろう量の肉。
魚も三日は持ちそうだ。
燭台切「って!!大丈夫だったの!?何もされなかった!?」
薬研「大丈夫もなにも、刀を直して皆に返したのも、
食材を採りにいくと提案したのも嬢さんだぜ。
俺達の為に行動してくれてる。」
三日月「ほう...それは誠か。」
三日月はまだ警戒している、というより三条はまだ
人という形をしている者は警戒してしまうらしい。
薬研「なかなか面白い嬢さんだ。ただな..」
歌仙「ただ...どうしたんだい?」
薬研「飯は俺達だけで食べてくれってな...。あんだけ
血を流したり、刀を直すのに力を使ったんだ。
ちゃんと食わなきゃ駄目だと思うんだが...。」
嬢さんは驚く位軽い。
肉があまりついていないんだと思う。
普通、あれくらいの女はもっと丸い。
少なくとも殺された女の主はそうだった。
今剣「薬研はずいぶんとあのひとのしんぱいするんです」
薬研「ああ。嬢さんは本当に清い魂を持ってるからな。
悪い奴じゃないぜ。」
三日月「...ちと興味が湧いた。娘は今何処にいる?」
薬研「こっち。本丸の奥だ。」
燭台切「僕もいくよ。」
歌仙「なら僕も。」
と、旦那方を引き連れてやってきた。
薬研「入るぞ。」
暫く待つと、ああ、と返事が返ってきた。
中に入ると、縁側で外を眺めてる嬢さんが目に入った。
歌仙「...細いね。」
『あっ、ちょっと待て...今そっち..に...?』
立ち上がった瞬間大きくよろける嬢さん。
俺より先に三日月の旦那が動いて嬢さんを支える。
三日月「娘...軽いな。何か食べたか。」
『...木の実を..一握り』
燭台切・歌仙・薬研「はあっ!?」
思わず声をあげてしまった。
薬研「嬢さん、ただでさえ血が足りてないんだ。貧血も
行き過ぎると命に関わるんだぞ!!」
歌仙「大体、それは食事と言わない‼しかも君、泥で汚れて
るじゃないか!服も男物だよそれ!」
燭台切「立てないくらいなのに、何とも思わないのかい?」
三日月「まあまあ...落ち着け。気を失っているぞ?」
薬研・燭台切・歌仙「えっ」
その後、俺達はそのまま大広間へ嬢さんを連れて帰った。
14、覗いて見よう→←12、狩りじゃあああああああああうおおお(ｙﾟﾛﾟ)ｙ←
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白い雪(プロフ) - * *花菜**さん» ありがとー!頑張る笑 (2018年3月29日 9時) (
レス) id: b06dc51979 (このIDを非表示/違反報告)
* *花菜**(プロフ) - ひさしぶりに読んだよ！応援してます(*´ω｀*) (2018年3月29日 8時) (レス) id: 10d63d3fb8 (このIDを非表示/違反報告)
白い玉(プロフ) - 千本桜さん» ありがとうございます!!一気に更新を公開するので待っててください! (2018年2月7日 15時) (レス) id: b06dc51979 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜 - 続き楽しみにしてます！更新、頑張ってくださいね！応援してます！ (2018年2月7日 5時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
白い玉(プロフ) - 優香さん» ありがとうございます!!更新一気にするつもりなので楽しみにしててください!! (2018年1月26日 13時) (レス) id: b06dc51979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白い玉 | 作成日時：2017年11月5日 19時
