96話 ページ10
side王賁
山陽を発ってから、俺は二千人将へと昇格した。右方では趙軍と燕軍が戦い、俺とAは"次"を予測する日々だ。
『王賁"二千人将"!』
報告に来たAが走りながら手を振りこちらへ向かってくる。その笑顔から思わず目を逸らす。
賁「黙れ普通に呼べ。」
俺がそう言うとAは
『相変わらずつれないですね。せっかく可愛い可愛い部下が隊長様の昇格を喜んで呼んでいるのに。』
一度は顔を向けたものの、その発言に対して「お前など可愛くない」とまた目線を逸らす。よくもまあ思ってもいない事が言えるものだと自分を嘲笑する。
するとさらにAは、本当のこと言ってもいいんですよ〜?とふざける。本当のことを言われて困るのはお前だろう。
そんな風に、俺のAへの想いは日に日に強くなることを自覚していた。
143人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
高木 - 主が瀕死状態のシーン見てみたい続き待ってます! (2021年10月15日 16時) (レス) @page13 id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
中村千尋(プロフ) - 更新頑張って下さい!!とても続きが気になります (2019年5月19日 21時) (レス) id: a991a170a0 (このIDを非表示/違反報告)
そら - すごく面白いです。更新待ってます。 (2019年4月21日 7時) (レス) id: d084693c8e (このIDを非表示/違反報告)
XiuLu-涙(プロフ) - いまでも更新待ってます。 (2019年2月25日 18時) (レス) id: 3abc175966 (このIDを非表示/違反報告)
狭間電源 - きめ細かな文で、かつ面白いので更新、待ってます。 (2018年9月29日 14時) (レス) id: c89b62a7b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:末利 | 作成日時:2017年2月18日 10時