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「ううん。僕は大丈夫。御館様も容認してくださったし。」
『いや、でもほら…』
「僕はまた、Aが無理しすぎて死にかけるんじゃないかって不安なの。
前世では僕が先に逝っちゃったけど、昏睡状態になったのは事実でしょ?」
『そうだけどさぁ、』
「とにかく。僕はAが心配なの。
Aすぐに無理するし隠すから。
それに今だから言うけど、Aは弱くなんかない。
鬼殺隊最強かどうかはわかんないよ。
だって、それぞれに強みはあるわけだし…。
それに、前世のことなんてもう気にしなくていいんだよ。
前世では恋愛運がなかった僕達がこうして今は付き合ってるし。
だからもう前世に囚われるのはやめようよ。Aには前みたいに笑ってて欲しいし、強いけど儚い、そんな人でいて欲しい。」
『無一郎…』
「あー、もうほら!おいで。ここで泣いていいから…」
また年下に慰められた、、、2つもしたなのに!
柱になったのも私の方が先なのに!?
うわぁ…って思うけど、無一郎結構良いこと言うんだもん!!
こりゃ嫌でも泣いちゃうわ。
泣くしかないわほんとに!
全くもう。
でも、無一郎のおかげで少し楽になれた気がしてる。
鬼殺隊最強 そう言われ続けて来たから、1人で何もかも抱え込もうとしたし
変な噂流されて人一倍傷ついて、精神面ボロボロにされたんだ。
無一郎の言う通り、それぞれに強みはある。
だから、私が最強かなんて分からない。
そっか。そうだよな。そうだよね!!!
『うぅ…もう゛…』
「はいはい。無理して喋んなくていいよ。何言ってるかわかんないし。
とにかくもう前世なんて気にしないでいいからね。気にしたら気にした分だけキスするから。」
いやあの、それって罰なんでしょうか?
むしろご褒美じゃ(((
そういう訳じゃないのよね、うん。分かってる。
しかもそれ無一郎する気満々じゃん。
私が気にするってわかってて言ってる!!
酷いなぁ、絶対気にしないようにしよう。
「でも、念の為あと1ヶ月は休んでね。
意外と精神やられてたりするんだからさ。」
『っ…ひゃい。』
「ははっ、なにひゃいって。かーわいっ。」
その瞬間私の唇と無一郎の唇が重なった。
『もうっ…』
「僕が絶対守るからね。絶対、離れちゃダメだよ?」
『離れるつもりなんてないよ。大好きだから』
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陽咲瑞姫(プロフ) - 結雨紀さん» はい!ありがとうございます。続編出来ましたのでよろしくお願い致します。 (2020年5月17日 12時) (レス) id: 72313f8e96 (このIDを非表示/違反報告)
結雨紀 - 陽咲瑞姫さん» 分かりました!楽しみに待っていますね! (2020年5月14日 18時) (レス) id: 39d96328ae (このIDを非表示/違反報告)
陽咲瑞姫(プロフ) - 結雨紀さん» ありがとうございます!とても励みになります!そろそろ続編にも行きそうなので、続編でもよろしくお願いします! (2020年5月14日 18時) (レス) id: 72313f8e96 (このIDを非表示/違反報告)
結雨紀 - 陽咲瑞姫さん» 私は思った事を言っただけですよ。でも先程の様な言葉もあるかもしれません。だけどこれだけ覚えて下さい。貴方様の小説は150人位が良い作品と思っています。作者様は自信を持って素敵な作品を作って下さい!応援してます!楽しみに待っていますね!頑張って下さい! (2020年5月14日 18時) (レス) id: 39d96328ae (このIDを非表示/違反報告)
結雨紀 - 陽咲瑞姫さん» 返信ありがとうございます。いえいえ私は思った事を言っただけですよ。 (2020年5月14日 18時) (レス) id: 39d96328ae (このIDを非表示/違反報告)
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