姫野家の守り神に一人の刑事が恋をした(怪異症候群）

くねくね８ ページ19

公園

くねくね『フフ､これ面白いなぁ』


美琴「あ､」


くねくね『あ､さっきのお姉ちゃんだ！
今度はもう一人いる！』


A「美琴､さきに神社に行ってて
私はヤツを食い止めるわ」


美琴「わ､わかった」


くねくね『待って､待ってフフ』


A「おーいこっちで鬼ごっこしない？」


くねくね『する！』


A「こっちにおいで」


くねくね『フフフフ』


A「(やっぱり子供の魂が集まった怨霊か…
　 少し可哀想だが…美琴を襲うなら手加減できないな)」


くねくね『お姉ちゃん早いね､フフフ』


A「(そろそろ姿を消すか)」スｯ


くねくね『消えちゃった…』


A「(さて､美琴のところに行くか)」


＊・＊・神社・＊・＊


A「美琴！！」


美琴「A！」


A「…おや､こんにちは{おにいさん}
　 (久しぶりだね日吉さん)」


おじいさん「ほ､ほ､ほ､こんにちは{お姉さん}
　 (お久しぶりです｡貴方が一緒に居ると言うことは…)」


A「美琴､怪我は無い？
　 (察しがいいわね｡そういう事だから
協力してくれないかな？)」


美琴「ないよ(A…何か隠してるのかな)」


おじいさん「ワシも協力しよう
　 (その代わりに街にもう一度人を
連れてきてくれないか？)」


A「ありがとうございます
(わかった。約束しよう)」


美琴「ありがとうございます」


おじいさん「何かあったらここに来なさい」


美琴「わかりました」


A「廃工場にさっきのおばあさんがいるわ｡
今回はあの人が関わってるよ」


美琴「そう､なんだ」


A「…美琴はここに残ってる？」


美琴「いえ…行くわ」


A「無理をしなくてもいいのよ？」


美琴「…じゃあ少し休んでるよ」


A「わかった。行ってくるね」


美琴「Aも無理しないでね……」


A「わかったわ」

くねくね９→←くねくね６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す