警察署９ ページ15
取調室
氷室「さて､君の正体はなんだ？」
部屋に入り席に付いた途端の質問だった
A「いきなりね｡残念だけどそれは教えられないわ」
氷室「何故だ？」
A「まだ何も知らない相手に正体をいうわけないでしょう」
氷室「まぁそうだな｡なら､君の本名はなんだ？」
A「わからない｡まぁさっき教えた名前も
本名であり偽名でもあるわ」
氷室「なら､他の名前は？」
A「それは…」
彼女が答えようとしたその時､彼女は物凄い
耳鳴りがなった
これは美琴が危険な目に遭っているという知らせなのだ
A「！？ごめんなさい急用ができたから行かなきゃ」
助けに行こうと思い立ち上がるAさんを
事情がわかっていない氷室は止める
氷室「お､おい！まだ話が終わってないんだぞ」
A「それならあとで嫌でも知ることになるから
行かせて！」
止めに入る氷室を振り払うように言い放つ
その言葉に動揺しつつ止めるのをやめる氷室
氷室「わ､わかった(必死だな｡一体何があったんだ？)」
A「あと､電話が掛かってきたら必ず出て頂戴ね
お願いよ？」
おねだりをするようにギュッと氷室の手を握った
氷室「あ､あぁ」
A「それじゃあ！」
彼女がスッと消えた途端､彼は椅子にもたれ込んだ
そして激しく脈だつ胸を抑えながら
氷室「(なんだこの胸の痛みは…)」
そう､思っておりました
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白狼ラト(プロフ) - 氷狐さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉ッかなりの支えです！ (2018年4月1日 0時) (
レス) id: cd54c7533b (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - ラリックマで笑いました！面白いです! (2018年3月31日 23時) (レス) id: 87e14db833 (このIDを非表示/違反報告)
白狼ラト(プロフ) - 森竜さん指摘ありがとうございます!!また直しときます! (2017年8月5日 18時) (レス) id: 5aaf6b1733 (このIDを非表示/違反報告)
森竜 - ひとりかくれんぼの9がひといかくらんぼになっていましたよ！ (2017年8月5日 14時) (レス) id: f95f0f9f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白狼ラト
作成日時：2017年6月12日 18時
