検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:74,867 hit

警察署3 ページ11

氷室「あぁ。こんなこと、世間に公表できるわけがないだろう?
  報道制限も然り。警察署内は大慌てだ」


A「(大慌ての警察署内、てどんな感じになるか…
  少し気になるわね)」


氷室「こう言っちゃ悪いが、君達が襲われた人形も
  現実離れし過ぎて納得しない」


氷室「何も知らない周りから見れば君は
大量殺人犯の容疑者なんだ」


美琴「そんなっ」


氷室「無茶を言っているのはわかる。だが君は
今まで通りの学生生活に戻るんだ」


氷室「こうして俺が一人で来たのもコトを
穏便に済ませる為大人数で
  君を囲んで監視もしたりしない」


美琴「・・・」


氷室「こういった怪異事件はね静かに時間を掛けて
  世間に忘れさせるのが一番なんだ」


美琴「・・・」


氷室「なに、心配はいらない。こういった
事例は稀だが、君が初めてじゃないよ」


美琴「…私、以外にも…あるんですか?」


氷室「まぁね。でもここまでの死者を出したのは俺が
  担当してからは初めてかな?」


美琴「・・・」


A「(全く、励ましになってない)」


氷室「とは言っても、暫くは監視の目が付くかもしれない。
  警察内部には頭の固い連中もいるからな。
  あぁ俺は信用してくれて構わないよ」


A「(さら、と同僚を貶してる…)」


氷室「…念の為に連絡先を渡しておく。何かあったらここに掛けてくれ」


美琴「…ありがとうございます」


氷室「もしかしたら近い内、君を呼ぶことが
あるかもしれない」


氷室「怪異事件に敏感な男がいてね。詳しい話は
そいつにしてやってくれ」


美琴「……はい」


氷室「あと、Aくんは君のことを話してやってくれ」


A「考えときます」


 《ガチャッ》《バタン》

警察署4→←警察署2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
59人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白狼ラト(プロフ) - 氷狐さん» コメントありがとうございます!お褒めの言葉ッかなりの支えです! (2018年4月1日 0時) (レス) id: cd54c7533b (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - ラリックマで笑いました!面白いです! (2018年3月31日 23時) (レス) id: 87e14db833 (このIDを非表示/違反報告)
白狼ラト(プロフ) - 森竜さん指摘ありがとうございます!!また直しときます! (2017年8月5日 18時) (レス) id: 5aaf6b1733 (このIDを非表示/違反報告)
森竜 - ひとりかくれんぼの9がひといかくらんぼになっていましたよ! (2017年8月5日 14時) (レス) id: f95f0f9f0f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白狼ラト
作成日時:2017年6月12日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。