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｢ほんとにカワウソのニカなの？｣
｢そうだよ！｣
｢まさか...！｣
｢ガヤ！大好き！ご飯よりもお昼寝よりも好き！｣
俺は話をできた興奮のあまりガヤに抱きついて顔を近づける
｢ニカ...顔近い...！｣
｢ん？俺すごい？すごい？撫でて！｣
いつもガヤの手に撫でられると、気持ちよくなっちゃう
｢わ、分かったから、ちょっと離れて！｣
｢ガヤの手、気持ちいい...
俺、ガヤ、大好き！｣
｢ただいま、お前らなにやってんの？｣
いつの間にか帰ってきたミツがこっちを見ている
｢北山！違うの！この子はニカで...｣
｢ニカ？人間じゃん｣
｢ミツ！ガヤは俺のものだ！｣
｢は？！｣
ずっと俺だけをかわいがってくれてたのに、ミツが一緒に住むようになってから、ガヤとの時間が減ったんだもん！
｢北山、だから、この子はニカなの...｣
｢ニカが人間になったってこと？｣
｢多分...信じられないけど｣
｢何話してるの！ガヤ！もっと撫でて！｣
｢あ、こいつ！｣
ミツが俺をガヤに近づけないように止めてくる
｢と、とりあえず落ち着いて！｣
ガヤが1人あわあわしながら、俺たちをなだめている
ガヤが言うなら...
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作者名：みんみん | 作成日時：2021年1月4日 4時
