ネイル ページ25
俺たちが毎号出させてもらっている美容雑誌に、今回はメンバー全員でページをもらえるようで
少しずつ時間をずらしながら撮影している
俺は撮影が最後で、着いた頃にはガヤが撮影をしていて、玉森がメイクをし終わり準備しているところだった
｢あれ、横尾さん｣
｢おぉ、ニカ、おつかれ｣
｢その指すごいね｣
｢だろ、今撮影してる太輔も塗ってたぞ｣
｢二階堂さんもネイル塗らせていただきますね｣
メイクを落としている横尾さんに話しかけながら、メイクさんが待っている席に座る
｢お願いします｣
メイクをしてもらい待っていると、ガヤが戻ってきた
｢ニカ、おつかれさま｣
｢おつかれさまー｣
ちなみに、横尾さんはメイクをおとし終わるとすぐに帰っていった
｢ニカのメイクもすごいね｣
｢ガヤもね｣
｢メイクの力だね｣
ガヤがメイクを落として、いつものガヤに戻っていく
｢ガヤ、ネイル落としちゃうの？｣
｢うん、次またドラマの撮影あるから｣
｢そうなんだ｣
ガヤがリムーバーを手に取る
ガヤの指、色っぽいな...
｢ガヤ！待って！
写真1枚だけ撮らせて｣
｢え〜、なんだよ急に｣
｢お願い！｣
｢何かにあげんの？｣
｢いや、俺の私的なやつ｣
｢もう〜、分かったよ
いいよ｣
ってあれ、前にもこんなことあったような？
ネイルとガヤをカメラに収めながら、話をする
｢ニカ、女装した時と同じこと言ってるな
また俺に惚れたの？｣
｢...うん、そうかも｣
｢ガヤ、俺がネイル落としていい？｣
｢いいけど...｣
｢ありがとう！｣
ガヤの指、細いな...
ネイルを落として、ガヤの手を俺の手で包む
｢どうした？ニカ｣
｢ガヤの指ずっと触ってたい、気持ちいい
離したくない｣
｢帰ったらずっと一緒だろ｣
｢俺、起きて待ってるから、ドラマの撮影頑張ってね｣
｢ありがとう｣
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作者名：みんみん | 作成日時：2021年1月4日 4時
