3150組と私。 (ページ8)

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私は、その場の雰囲気でとんでもないことを言ってしまった。

「え…！それってどういう意味…？」

『な、なんでもないよ！と、とりあえず、サボったんだから1時間なにする！？』

お互い顔を真っ赤にして話した。

それから、話が楽しくなり二限目もサボった。
流石に2時間もサボると、恐ろしくなり2人で先生の所へ行ったら今までにないぐらい怒られた。

結局、説教に1時間もかかり、2人が戻ったのは四限目の時だった。

教室に戻ると、女子達に睨まれ何か言われて居るような気がしたが、ももが一緒に居てくれたため安心して放課後を迎えることが出来た。

放課後の掃除は、説教した先生がサボらないか見張っていて、あまり話せずにただひたすらに掃除をした。

「A！一緒にかえろ〜」

黒田は、自転車で学校に来ていた。

『自転車なんだ〜。家近いの？』

黒田は、首を横に振った。

「いや、家は遠いよ。だけど、昨日は平塚っていう友達の家にみんなで泊まったからその友達の自転車で来たんだよね。」

『仲良いんだね〜』

私は、黒田が言う平塚っていう人が3150組の人だということを思い出して仲がいいと納得した。

どうやら黒田は駅まで送って行ってくれるらしい。

「じゃあ、2人乗りしちゃう？笑笑」

『えっ！した事ないや！笑』

「乗って乗って！」

私は、黒田の自転車の後ろに乗った。
すると、黒田は危ないからと言い私の腕を腰にまきつけた。

(近い…。ドキドキする…。)

「もうすぐ着くよ」

あっという間に駅に着いた。

「じゃあ明日は、掃除ないから、会えたら話そうね。」

『うん。送ってくれてありがとう。じゃあね。』

私は、手を振り駅の改札を通った。

『はぁ。なんか高校生活の中で初めて青春したかもしれない。』

『明日も頑張るぞ。』

私は明日の為に気合を入れた。