3150組と私。 (ページ45)

今日:3 hit、昨日:8 hit、合計:65,068 hit

. ページ45

『あ、あのさ。何かしたって私なんも分からないんだけど。』

黒田「どういうこと？」

安嶋「Aがなんかわくの地雷踏んじゃったとかじゃないの？」

『いや、だって元木さんと話したのなんてこの前が初めてだし……。知ったのもつい最近だし。』

内村「この前っておれもいた時？」

『うん、そうそう。うっちーに用事があるって言ったやつ。』

黒田「それしかないならなんでこんな嫌われてるわけ？」

『わからないよ……。本当に。』

安嶋「ちょっと、うっちーなにか聞けない？」

内村「ええ、無理だよ。だってわくになんかLINE送ってるんだけど既読つけてくれない〜。いつも10秒以内に返信くるのに。」

平塚「これからどうしよう。」

黒田「他に、わくと仲良い人になにか相談されてないか聞いてみるとか……？」

安嶋「わくが俺ら以外に仲良いっていえば…」

黒田「織山先輩！」平塚「檜山！」内村「深田！」

『え、えっと……？』

黒田「織山先輩とはA仲良いんだっけ？」

『まぁ、ちょっとしか話したことないけど……。』

内村「え、織山先輩と話したことあるのすげぇ」

安嶋「あの女子とは絶対話さない織山先輩が…」

『そ、そうなの……？』

平塚「話したことあるなんてレアだね〜」

『しょーまは、誰って言ったっけ？』

平塚「あぁ、檜山っていうわくと同じクラスの人」

『ひや…ま？』

私は、聞いた事があるような無いような苗字に疑問を抱いた。

平塚「知ってるの？」

『ごめん、名前は何？』

平塚「こうせいだよ」

平塚「檜山光成」

『あぁ！！！！』

私は、さっきのモヤモヤが解けてスッキリした。