3150組と私。 (ページ44)

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元木「おい、颯太、なにやってんの、」

内村「あのさ、わく。おれAと仲良くなって分かったんだけどA全然悪いやつじゃない！」

平塚「そうだよ。めちゃくちゃいい子だし。」

黒田「正直なんでわくがこんなにAのこと嫌ってるのかわかんないだけど、多分誤解してるんじゃないかな。」

安嶋「Aのどこを嫌うのかイマイチ分からないんだよね。」

元木「お前ら……。」

元木「騙されてんじゃねぇの？」

『は……？』

元木「お前ら、こいつが俺に何したか知らねーからそう言ってんだろ。」

『え……？』

元木「とぼけんじゃねぇぞ。お前。女だからって容赦しねーからな。」

安嶋「ちょ、ちょっと！いくらわくでもそれはやばいよ。」

内村「やめて……。わく……。」

黒田「もういいよ。わくこそ俺らの話を聞かないで自分優先でひどいよ。」

平塚「行こ。A。」

『で、でも……』

平塚「いいから！」

私は、平塚にそう言われ他の四人も一緒に走って逃げていった。