3150組と私。 (ページ28)

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安嶋秀生と私ページ28

――バッティングセンター――

『ここが、バッティングセンター…。』

「ストレス発散になるよ笑」

そう言い安嶋は受付に向かってレンタル券を発行していた。

「これでね、まずはお手本見てて。」

安嶋は、高速のボールにバットを当てて跳ね返した。

『す、すごい…』

「野球は、わくが得意なんだけどね。」

『わく……？』

(確か3150組の人だよね？)

「そう、俺の友達にわくって人がいてね、その人めっちゃ野球好きなんだ」

『そうなんだ。』

(やっぱり3150組かぁ。)

「さ！Aもやってみて！」

『こ、こうかな？』

私は、慣れないバットを握り締めながらバットを振った。

「あ〜惜しい笑えっとね、持ち方こうやった方がいいかも。」

安嶋は、そう言うと私の手を上から握り優しく教えてくれた。

カキンッ！

『あ！』

「おお！！」

どうやら私が振ったバットは、ボールに当たり綺麗に飛んでいた。

『楽しいねこれ笑』

「でしょ！？」

『うん！笑』

私達は結局2時間以上遊んでいた。
日が落ちて来た頃安嶋から暗くなると危ないから帰ろうと言い始めた。