Mrs.GREENAPPLE!! No.2 (ページ3)

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あの子めっちゃ可愛いんだよね
「ん？？」
「あ、知らないか。写真あるから待って」
枕もとにあったスマホを操作して馬のフォルダを開く。
「この子～♪かわいいでしょ？」
「馬…焦った～…」
「ん？」
何を焦ったの？
「何でもないからおとなしく撫でられとけ！！」(わしゃわしゃ
ごまかされた気が…
まあ、ひろぱの手好きだからよしってことで！
「ひろと～ッ!?」(ガチャ
そこには目を白黒させるもっくんが。
「元貴？？？今日来るって言ってなかったろ」
もっくん!?(パニック)
急いで起き上がろうとすると、ひろぱが抱きついてくる。
「ひろぱっ！！///」
これだけ細くてもやはり男子だったようで全く抜け出せない。
「そんな奴にレンは渡さないよ。せっかくレンがプレゼント買おうとしてたのに」
真剣な目をする2人。
「レンは引き続き滉斗に買おうとしてたのか」
「すぐ勘違いして。元貴のせいでレンがどれだけ傷ついたか。」
やめてよ。
「じゃあ、滉斗のほうがレンを幸せにできるって？」
「今のところは少なくとも元貴よりは幸せにしてるよ」
「やめてよ！！」
2人がはっとした表情で怜を見る。
「何で2人ともそんなんになるん？ほんま分からへん！！」
そう言い、ひろぱ家を後にする。
呼び止める声は聞こえなかった。
怜はみんなに喜んでほしいのになんでこんなことになるんだろ。
「(全部全部私が悪いから解ってるから。気づいているから)」(♪
ごめんね全部は背負いきれないや。