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レト「キヨくんも相変わらずやなあ。」
とりあえず待ち合わせ場所の近くにあったカフェに入ってキヨさんを待つことに。窓際にあるカウンターに2人で並んで座ってミルクティーを口にする。おいしい。
レト「てゆうかキヨくんとまた連絡とってるんや?」
A「そう、まさかだよね。」
レト「良かったやん。Aちゃんはキヨくんのことまだ好きなんとちゃうん?」
A「んーー、、、」
Noとは言えない。だからといってYesを答えるのもなんだか自分が嫌で。言ってしまえば楽になることは自分ではわかっているのだけど。
レト「キヨくんの方から連絡して来たん?」
A「連絡っていうか、たまたま会社の前で会って、」
レト「ほう。」
A「それでご飯行って、連絡とったりしてる…って感じかな?」
レト「なるほどなあ。」
私の話を聞くレトさんの口元は面白い話を聞いたかのようにニヤけかけてる。
レト「まあ、キヨくんは意味がないことはせえへんよ。」
A「…??」
レト「キヨくんのこと信じたってな?」
A「、、うん。」
わかってる、わかってるんだよ。レトさんはキヨさんと仲良しだし、私より知ってる部分もきっとある。私だってレトさんが言ってるような部分は一緒にいたとき感じていたし。
レト「Aちゃんはもう分かってるやろけど。」
A「んん、、、」
レト「まあ俺とも仲良くしてな?」
A「それは、こちらこそ!!」
レトさんはなんか自信ありげでドヤ顔可愛い。もちろんキヨさんと何があろうとレトさんと仲良くするのは変わらないし、むしろ仲良くしてほしい。
A「うわっ、」
レトさんと私が座る間に誰かがぐいっと入ってきて、驚いてフラついた私の肩をその人は抱き寄せて留めた。
キヨ「……近すぎ。」
そこに立っていたのはキヨさんで、軽く息が上がってるからきっと走ってきたんだろう。
レト「やっと来たな。」
キヨ「何してんの。」
レト「Aちゃんとデート?」
キヨ「……うざ。」
レトさんはニコニコしてるけど、私の方から見えないキヨさんの顔はたぶん笑ってないと思う。声でわかる。
A「キヨさん?」
キヨ「よ、レトさんに何もされてねぇか?」
レト「キヨくん?」
A「大丈夫だよ?」
そういうと私の肩を掴んでいた手は私の頭に移動してふんわりと撫でてくれた。
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ゆう - あーーーぜひ続きをぉ!最高ですぅ! (7月17日 2時) (レス) @page33 id: 296f8e7140 (このIDを非表示/違反報告)
星月_hosituki_ - あぁもう好きです。キヨさんがかっこい…!続き待ってます!! (2020年3月8日 22時) (レス) id: d71fa0da5d (このIDを非表示/違反報告)
にぼし - とても素敵な作品ですね!これからも楽しみにしています! (2018年10月20日 14時) (携帯から) (レス) id: 67b0752e5d (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - めちゃめちゃドキドキしながら読みました!!更新めちゃめちゃ楽しみにしてます!!!! (2018年10月14日 8時) (レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
あぉ(プロフ) - 好きです(突然の告白) (2018年10月8日 23時) (レス) id: f4c22e4712 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のの | 作成日時:2018年3月14日 1時