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昨日キヨさんに会って、ご飯に行って、突然告白されて、家まで送ってもらって、頭の整理はつかないまま眠って、今に至る。
それにしても、一回別れたしかも自分がふった元カノと復縁なんて、どんな風の吹き回しなんだろう。彼の言葉に嘘はなさそうだったけど、やけに慎重になってしまうのはあの別れがあったから。

すべては半年前のあの日。


ーーー


キヨ「あのさ、別れてほしい。」


その言葉は突然で、こないだの週末は普通にデートしてたし、なんならさっき私の作った夕飯を一緒に食べたし。お皿を洗って戻ってきて一言目がこれなんて誰が想像しただろう。


A「……え、、っと、、」

キヨ「…ごめん。」

A「いや、あの、、、」


彼が不機嫌なとき、その理由はなんとなくわかったりするのに今は何もわからなくて。何から聞けばいいんだろう、と言葉が詰まる。

ーーそのきっかけは?

ーー好きな人でもできた?

ーー私を嫌いになった?

ーー飽きた?

不思議と頭の中は冷静で、考えてみるけれど結果としては分からない。最近お互い忙しくて前より会える頻度は確かに減ったけれど、不満そうでも無かったし。というか不満だったら会ってくるだろうし。


キヨ「Aは、悪くない。俺の勝手な気まぐれだから。ごめん。」

A「………」


言葉にする前に彼の口から話されたことは、更に私を混乱させるのには十分だった。


キヨ「…ほんとに、ごめ」

A「私は、嫌、、です。」

キヨ「……」

A「ちゃんと、理由を説明して…」

キヨ「理由、、、」


彼の表情を見るのが怖くて、下を向いてしまう。優しい人だから、きっと私を傷つけたくないとか考えてるに違いない。だけど納得できないから、嫌いなら嫌いと彼の口から聞きたい。


A「優しさとか、いらない。」

キヨ「…今、お前のこと好きかわかんねえ。」

A「……そんなの、」

キヨ「嫌いになったとかじゃなくて、俺の気が変わっただけだと思う。だからAのせいじゃねえし…ごめんな。」


彼も悩んでいるんだろうなって、そんな表情で。それからの記憶はあまりなくて、認めざるを得ない現状を飲み込んでわかりました、と家に帰ったと思う。本当は縋りたかったなあとも思ったけれど、最後くらいカッコつけられて良かったのかもしれない。

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作品ジャンル:恋愛
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ゆう - あーーーぜひ続きをぉ!最高ですぅ! (7月17日 2時) (レス) @page33 id: 296f8e7140 (このIDを非表示/違反報告)
星月_hosituki_ - あぁもう好きです。キヨさんがかっこい…!続き待ってます!! (2020年3月8日 22時) (レス) id: d71fa0da5d (このIDを非表示/違反報告)
にぼし - とても素敵な作品ですね!これからも楽しみにしています! (2018年10月20日 14時) (携帯から) (レス) id: 67b0752e5d (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - めちゃめちゃドキドキしながら読みました!!更新めちゃめちゃ楽しみにしてます!!!! (2018年10月14日 8時) (レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
あぉ(プロフ) - 好きです(突然の告白) (2018年10月8日 23時) (レス) id: f4c22e4712 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のの | 作成日時:2018年3月14日 1時

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