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ご飯屋さんに入る時には彼は上機嫌になっていて、不機嫌になった理由もそれが元に戻った理由も分からないけれどまあ結果オーライってことで。不機嫌な彼はとても怖くて苦手だし。
キヨ「あのさ、」
A「ん…？」
パスタを食べ終わったらしい彼はフォークを置いて、改まったように話し始める。少し変わった雰囲気に何かを感じて私もパスタを巻いていた手を止めた。
キヨ「もう一回、俺と付き合ってほしい。」
A「……へ？」
キヨ「あの時はああやって別れちゃったけど、やっぱ俺Aが好きだわ。」
いやいや、まって、頭が追いつかない。突然すぎない？？だって半年前にあなたは私に別れを告げたし、それから再会したのは偶然だった昨日が初めてだし。昨日の今日で告白なんて、何かおかしくない…？
キヨ「今すぐにとは言わねえし、あの時のことで俺には嫌気が指してるかもしらねえけど、、」
A「いや、えっと……」
キヨ「急すぎるよな、ごめん。」
はい、急すぎます、なんて言えなくて。やけに真面目な表情のキヨさんに言葉を失ってしまう。それにしても急にどうしたのやら…都合のいい繋ぎだったりするのかな、とか考えてしまうけど仕方ないよね。
キヨ「Aに今彼氏とかいねえなら、今は断わんないで。」
A「彼氏は、いないけど…」
少なからず私は彼に未練があるわけで、もちろん彼が私を好きと言うのなら復縁するのは嬉しいかもしれない。でも、私を都合のいい相手だと思っていたりするなら自分の傷を抉ることになるかもしれないし。
キヨ「Aはそのままでいい、また俺を好きにさせてみせる。もう一回だけ、チャンスが欲しい。」
本当に、普段は軽いノリで生きてるくせに、こういう時真面目なことを言ってくるのはずるいと思う。この人は人を傷つける嘘はつけない、それは分かっているんだけど。
キヨ「嫌？」
少し不安げに聞いてくる彼はずるいよ、そんなの断れないに決まってるのに。
A「…わかりました、私を納得させてみてください。」
今はまだ、私の気持ちは内緒にして、彼が私を好きだと確信できた時、伝えよう。
キヨ「よっしゃ、覚悟しとけよ。」
そう言いながらにこにこと私の頭をわしゃわしゃ撫でてくる。かっこいいじゃん、悔しい。
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ゆう - あーーーぜひ続きをぉ！最高ですぅ！ (7月17日 2時) (
レス) @page33 id: 296f8e7140 (このIDを非表示/違反報告)
星月_hosituki_ - あぁもう好きです。キヨさんがかっこい…！続き待ってます！！ (2020年3月8日 22時) (レス) id: d71fa0da5d (このIDを非表示/違反報告)
にぼし - とても素敵な作品ですね！これからも楽しみにしています！ (2018年10月20日 14時) (携帯から) (レス) id: 67b0752e5d (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - めちゃめちゃドキドキしながら読みました！！更新めちゃめちゃ楽しみにしてます！！！！ (2018年10月14日 8時) (レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
あぉ(プロフ) - 好きです（突然の告白） (2018年10月8日 23時) (レス) id: f4c22e4712 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2018年3月14日 1時
