Distorted relationship【中原中也】

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ポートマフィアからしたら私は、便利で壊れない機械。

そう思われていたに違いない。


最下級構成員としてポートマフィアに所属した私は、最初の2.3ヶ月内は尾崎紅葉の部隊で拷問、暗殺、を身近で見て学んだ。

人は卑劣で汚く、惨めである。と言うことを

ある日、中原中也の側近として尾崎紅葉の部隊から私は離れた。

ここから私の人生は変わった。

当時、双黒と呼ばれていた中原中也は毎日のようにポートマフィアに反旗を掲げる組織を潰して歩いていた。

私はその報告書や中原の書類仕事や細かい仕事を中原の代わりにこなしていた。

人を殺したりするより、座ってひたすらペンを走らす方が何倍も何百倍も心地がいい


ここまではよかった。

私が16になってから、中原の私に対する言動が徐々に変わっていった。


最初はやっと仲間だと認められ、妹のように可愛がってくれているのだと思っていた

でもそれは可愛がるより、独占欲に近かった

どんな拷問なんかよりも何倍も苦しかった。

酷く、深く、重い愛情

"愛情"を知らなかった私にとってどんなに苦しく、痛くてもこれが愛なんだと受け入れてしまった。

人形のように扱われていた頃


太宰さんは私に教えてくれた

本当の愛情を。

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