もう一度だけ再掲 (ページ3)

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招待状ページ3

賑わう街中そこに一人の少女が歩いていた。少女はまっすぐ前を見つめて歩いていた。透き通るような白い肌、歩くたびに揺れる綺麗な髪、一目で美少女だということがわかる。だが顔には生気は無く瞳は虚でどこか消えてしまいそうだった

貴方side

私は行くあてもなく歩き続ける。私はあの時仲間を失った。一瞬の出来事だった。目の前が明るくなったと思ったらみんな死んでいた。

『はぁ...』

私はため息をつくと草むらに腰を下ろし寝転がる。視界に入る空は晴れていてポカポカしている。

(このまま消えてしまいたい、なんで私だけ残ってしまったんだろう)

そんなことを考えても仲間は帰ってこない、私は涙がこぼれてしまわないよう硬く目を閉じた。

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『クシュン』

どうやら寝てしまったらしい、太陽は西に傾き始めていた。
私は服についた土や芝を払い立ち上がる。

カサッ

『？』

立ち上がると何かが落ちた。それを拾い上げ確認する

『手紙？どうしてここに』

私は疑問に思いながら裏を確認する、そこには

“親愛なるA・ロウウェイズ様”

と書かれていた。

『私宛に手紙なんて、』
小さく呟き中を確認する

『！！』

衝撃を受けた。そこには

“もう一度仲間を作ってみませんか？新たな出会いが貴方を待っています”

とだけ書かれていた。

『仲間...』

(行きたいけどまた失うかもしれない)

迷ったが行くあてもないし野垂れ死ぬよりはましだ。私は地図が示している場所へ歩を進めた。