帰還 ページ11
屋敷に戻るとエマさんが抱きついてきた。抱きついたと言うよりは突進してきたと言う方がいいかも。
エマ「A帰ってきたの!よかったの!」
どうやらなかなか帰ってこなかった私を心配していたらしい。
エマさんの声でみんな気付き私の元へくる。
エミリー「よかった無事なのね」
『はい!リッパーさんが逃がしてくれました』
私がそう言うとみんなニヤニヤし始めた
フィ「へぇ〜あの殺人鬼がねぇ〜」
ウィラ「Aの事気に入ったのね」
なんて口々に言う。
ウィリ「にしてもお前の能力すごいな!おかげで助かったありがとな」
ウィリアム君が近ずいてきて礼を言う。
エミリー「ほんとよねチェアから救出した仲間が加速するなんて」
どうやらあの時のウィリアム君の加速は私の能力らしい。人ごとのように考えているとトレイシーさんとエマさんが目を輝かせてこちらを見ていた。
私は照れくさくなり困ったように笑う。
するとドアが開き分厚い本を持ってナワーブ君が入ってきた。
『何ですかそれ?』
ナ「これはサバイバーとハンターの情報が書いてあるやつだ。さっきナイチンゲールからもらってきた」
ナワーブ君が本を開く、みんなが一斉に覗き込む
“A・ロウウェイズ”
役職:水兵
訓練:水兵の時の厳しい訓練のおかげで板、窓超え速度が10%増加
技術:水兵の時機械いじりをしていたため調整の発生率が15%減少
仲間思い:仲間思いの彼女はロケットチェアから仲間を救うとその仲間は2秒間加速する
孤独:仲間思いの彼女は仲間が脱落するごとに板、窓超え速度が10%ずつ減少最大で30%減少。
煙弾 バズーカ:煙弾はハンターの視界を妨害することができる。バズーカはハンターを気絶させることができる。
そう書かれていた。
みんなカッコいい、すごいなどつぶやいている。
けど私は少し苦しくなった。みんなの期待の眼差しが苦しくなった。
(そんな目で見ないで...)
『あの、この本部屋で見てもいいですか?みんなの能力とかも知りたいので』
私はそういうとみんなの返事を待たず私は本を抱えて逃げるように食堂を出る。
みんなが心配そうに見ていた。
『こんなのあんまりだ』
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作者名:パフェちゃん | 作成日時:2020年1月19日 11時